Xiaomi はこれまでの横に折りたたむスマートフォンではない、同社で初の縦に折りたたむ(フリップ・クラムシェルタイプ)スマートフォン Xiaomi MIX Flip を中国市場で正式に発表しました。
もともと数年前から Xiaomi がこの形式の折りたたみ式スマートフォンをリリースすると言われていましたが、長い間待つことになりました。この新しい Xiaomi MIX Flip は、今月発表されたばかりの Samsung Galaxy Z Flip 6 や Motorola Razr 50 シリーズなどの競合機種となります。
これまでのリークで Xiaomi MIX Flip に関する情報はほとんど明らかにされていますが、Xiaomi MIX Flip の正式なスペックは次のとおりです。
スペック
OS | Xiaomi HyperOS based Android 14 |
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メインディスプレイ | 6.86インチ AMOLED 2912×1224 120Hz 3000nits DCI−P3 色域 |
カバーディスプレイ | 4.01インチ AMOLED 1392×1208 120Hz 3000nits DCI-P3 色域 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 |
RAM | 12GB 16GB ※ LPDDR5X |
内部ストレージ | 256GB 512GB 1TB ※ UFS 4.0 |
外部ストレージ | – |
リアカメラ | 50MP メイン(f/1.7, 23mm, Light Fusion 800) 50MP 望遠(f/2.2, 47mm, 9cm マクロ) Leica Summilux レンズ |
フロントカメラ | 32MP (f/2.0, OV32B) |
バッテリー | 4,780mAh 67W急速充電 |
ネットワーク | 5G/4G-LTE Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 NFC |
ポート | USB-C |
サイズ | 167.5×74.02mm [折りたたみ時] 15.99-16.19mm [展開時] 7.6-7.8mm |
重さ | 192g |
Xiaomi MIX Flip には4.01インチの大型カバーディスプレイを備えていますが、実際には対角3.5インチで表示されており、アスペクト比が16:9になるため200以上のアプリケーションがカバーディスプレイで動作するとしています。また、画面の自動回転やフルスクリーンキーボード、通知センターなどの機能をサポートしてるためデバイスを開かずにアプリや操作ができ、通話をすることも可能です。
さらにカバーに搭載されているリアカメラは Leica と提携しているもので、どちらも次世代の Summilux レンズが搭載されています。メインカメラには 50MP Light Fusion 800 を使用し、もう一つのカメラは 50MP Leica floating 望遠レンズが使用され、2倍ズームや9cm マクロ撮影をサポートしています。
メインディスプレイは6.86インチの2912×1224解像度の LTPO OLED パネルを搭載し、1〜120Hzに対応しています。
性能面では、Xiaomi MIX Flip には Snapdragon 8 Gen 3、最大16GBRAMと最大1TB UFS 4.0 ストレージを搭載し、フラッグシップスマートフォンと言える高性能を備えています。また、バッテリーは折りたたみ式スマートフォンとしては大容量の 4,780mAh を搭載しました。67W急速充電に対応、独自のバッテリー管理システムと組み合わせることで1600回の充放電サイクルでも80%の容量を維持できるとしています。
Xiaomi MIX Flip の価格は以下のとおりです。
- 12GBRAM / 256GB : 5,999元 (約13万円)
- 12GBRAM / 512GB : 6,499元 (約14.1万円)
- 16GBRAM / 1TB : 7,299元 (約15.8万円
中国市場では2024年7月23日から発売となりますが、現時点ではグローバルモデルの展開については示されていません。
なお、同時に発表された Xiaomi MIX Fold 4 についてはこちらをご覧ください。