Samsung は先週のイベントで新しい折りたたみ式スマートフォン Galaxy Z Fold 6 と Z Flip 6 を発表し、特に Z Fold 6 は前世代よりも1.3mm薄くなった12.1mm、重さも239gと前世代から14g軽くなりました。しかし、Samsung はこれに満足しているわけではなく、Galaxy S シリーズなど一般的なスマートフォンと同じくらいに薄い折りたたみ式スマートフォンの開発に取り組んでいるようです。
これは KOREA ECONOMIC DAILY (KED) Global の報道によるもので、Samsung は折りたたみ式スマートフォンを折りたたんだ状態で Galaxy S24 の 7.7mm という薄さに近づけるための開発を指示しており、現行の Fold 6 よりも軽量な Galaxy Z Fold デバイスに取り組んでいるとしています。
現在、折りたたみ式スマートフォンの中で最も薄いモデルは Honor Magic V3 で、これは折りたたみ時の厚みが9.2mmとなっています。Samsung の Z Fold から見ればかなり薄くなります。
また、同報道のなかでは Samsung が Galaxy Z Fold 6 の新しいバージョンである「Slim」モデルの開発にも取り組んでいることを伝えていますが、Galaxy Z Fold 6 Slim は折りたたんだ状態での厚みが10mmになるとしています。これまでの Galaxy Z Fold シリーズからすればかなり薄くなりましたが、競合まではまだ届きません。
今回の新機種はあまり大きな変化が見られなかったことで、競合デバイスとの差が少し見えてきています。とは言え、Samsung は折りたたみ式デバイスの開発は諦めておらず、今後の展開に期待したいですね。
なお、Galaxy Z Fold 6 と Flip 6 は日本でもすでに発売が予定され、現在は予約受け付け中となっています。