Qualcomm は古いチップセットを搭載する Android デバイスや低価格帯のデバイスでも、Android のバージョンやセキュリティを最新の状態に保ちやすくするための取り組みを行っていることを明らかにし、今年後半にいくつかの発表を予定していることが報じられました。
ここ数年で Android デバイスのメーカーはセキュリティアップデートと Android のアップグレードによって Android デバイスを最新の状態にする取り組みを進めており、とくに Samsung と Google ではほとんどの Android デバイスは2年から4年であることに対し、特定のデバイスで最大7年間のサポートを提供するようになりました。
一部のメーカーもアップデートのサポート期間を延ばしはじめていますが、ほとんどはプレミアムな Android スマートフォンのみであり、低価格〜ミッドレンジクラスでは依然として短いままとなっています。これを改善するためにはリソースとテストが必要になり、チップベンダーとの連携も重要になります。
今回、Android Authority による Qualcomm の Chris Patrick 氏へのインタビューのなかで、Qualcomm は Google やデバイスメーカーと協力して、アップデートを実行する仕組みを変更する作業に取り組んでいることを明らかにしました。Android アップデートエコシステムを最適化することで、Android デバイスを最新の状態に保つためのプロセスを簡略化し、少しでもアップデートの問題を解消しようと考えているようです。
この最適化は何年も前から行われていたようで、「今年後半には、これを促進し、エコシステム全体が Android スマートフォンを最新の状態に保つために行った変更のいくつかについて発表する予定」としています。
具体的にどのような内容になるかはわかりませんが、発表されるとすれば9月の IFA または毎年開催されている Snapdragon Summit になると思われます。