先日から Google は Chromebook などの ChromeOS デバイスに向けて ChromeOS 126 のアップデートを展開していますが、アップデートに含まれる新機能と変更点についてコミュニティに投稿がありました。
ChromeOS 126 のアップデート内容はすでに記事でまとめていますが、コミュニティの投稿により細かい内容が確認できますので、改めて紹介していきます。Google によれば ChromeOS 126 のアップデートでは次のような新機能と変更が行われています。
目次
ChromeOS 126 で導入された新機能と変更点
- 超解像度デジタルズーム :
- 内蔵カメラアプリが光学ズームに対応していない場合でも、ズームをサポートするようになりました。また、一部の高性能な Chromebook (おそらく Chromebook Plus 以外でも)では AI ベースの SuperResZoom を適用できるようになりました。
- ChromeOS のクイックスタート :
- Android スマートフォンを使用して、Chromebook をセットアップできるようになりました。Chromebook とスマートフォンを接続することで、パスワードを手動で入力しなくても Wi-Fi と Google アカウントのログイン情報を自動的に転送できます。
- (筆者注) 確か QR コードを利用するはずです
- 「選択して読み上げ」で拡大鏡が追従 :
- 拡大鏡を使いながら「選択して読み上げ」を利用できるようになりました。
- カーソルの点滅速度をオフにする :
- [設定] > [ユーザー補助] > [キーボードとテキスト入力] > [テキスト カーソルの点滅速度] から点滅するテキストカーソルをオフにすることができるようになりました。
- オーバースクロール動作をオフにする :
- ページ間を移動するためのスワイプジェスチャーをオンまたはオフに切り替える設定が追加されました。この機能はオーバースクロールまたはオーバースクロールページと呼ばれます。設定は [設定] > [ユーザー補助] > [カーソルとタッチパッド] > [スワイプジェスチャを使用してページ間を移動する]から行えます。
- マルチカレンダーのサポート
- シェルフの[日付]からアクセスできるカレンダーウィジェットが、マルチカレンダーの表示をサポートしました
- 監視付きユーザー拡張機能のインストール :
- ファミリーリンクで管理されている管理対象の Google アカウントでは、保護者が細かく管理できるようにサイト、拡張機能、アプリの権限のペアレンタルコントロールを分けています。これにより、保護者はアプリの権限と拡張機能の2つをオプションから選べるようになり、保護者の承認の有無に関わらず、許可をできるようになります。
以上が、コミュニティに投稿されている ChromeOS 126 のアップデート内容となります。大きく目立つ新機能の追加はなく、細かい機能の改善の導入が主になっています。
なお、先日記事で書いたように ChromeOS 126 では Chrome Enterprise and Education 管理者向けにもいくつかの機能が導入されています。ヘルプページへのリンクを含む詳細は以下の記事を参照してください。
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