Chromebook などが ChromeOS 126 にメジャーアップデート。新機能追加はあまりない

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ChromeOS 126 へのメジャーアップデートが展開

Google はサポートされている Chromebook などのほとんどの ChromeOS デバイス向けに Stable チャンネルのアップデートを展開しており、ChromeOS 126 へとメジャーアップデートされました。このアップデートにより ChromeOS のバージョンは 126.0.6478.132 へと更新されます。

Chrome Releases のリリースノートでは、特に新しい変更や修正については触れられていませんが、2024年5月30日にデスクトップ Chrome ブラウザ向けにリリースされた Stable アップデートへのリンクが掲載されています。このアップデートでは、11件のセキュリティ修正が含まれていることが確認できます。

アップデート後に目に見える範囲で大きな変更はないようですが、気づいた点として Chromebook の「Focus (フォーカス)」モードがちゃんと機能するようになりました。

以前までタスクがプレースホルダーになっていましたが、手動で集中したいタスクを一つだけ追加できるようになっています。また選択できるタスクが Google Todo リストとの連携されました。しかし、フォーカスモード中に YouTube Music から音楽を流すことができる機能が YouTube Premium 加入者のみ利用可能に変更されています。

フォーカスモードについては後ほどまとめますが、だいぶ実用的な機能になってきたと思います。

一方、これ以外の点についてどこが変わったかと言われるとすぐに気づくところはありません。記事執筆時点では、ChromeOS.dev やコミュニティの投稿などを見ても ChromeOS 126 に関するリリースノートのような内容はまだありません。

企業や学校の Chrome ブラウザまたは ChromeOS デバイスを管理する管理者向けとなる Chrome Enterprise and Education のリリースノートでは Chrome 126 のアップデート内容に言及があり、 ChromeOS アップデートでは次のような変更が含まれているとしています。

目次

Chrome 126 リリースの概要

ChromeOS アップデートセキュリティ
/ プライバシー
ユーザーの生産性
/ アプリ
管理
自動更新オプトインの拡張  
超解像度デジタルズーム  
Android スマートフォンで新しい Chromebook をセットアップする  
インスタントホットスポット  
強化されたファームウェアアップデート 
複数のサーフェスをキャプチャするWebアプリ  
アイドル状態のデバイス用のリモート CRD  
管理ネットワーク用のキャプティブポータル 
オーバースクロール動作をオフにする  
カーソルの点滅速度をオフにする  
拡大鏡は「選択して読み上げ」のフォーカスに従うことができます  
監視対象ユーザー拡張機能のインストールフロー  
マルチカレンダーのサポート  
キオスクの起動とスリープ時間を制御する新しいポリシー  
ライブキャプションとディクテーションのロケール拡張  
データコントロールレポートにワイルドカードURLを表示する  
Chrome Enterprise and Education release notes

個人ユーザーでも活用できるものは Android スマートフォンで新しい Chromebook をセットアップする、インスタントホットスポット、マルチカレンダーのサポートあたりです。

とは言え、細かい変更点が主で目立つ新機能の追加はないことから、ChromeOS 126 のアップデートは主にバグ修正やセキュリティの更新といった内容になっている可能性が高いと思われます。

2024/06/27 更新 : Google がコミュニティへの投稿で ChromeOS 126 のアップデート内容を公開しました。詳細はこちらをご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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