Chromebook Plus で AI を使用して作成された壁紙は1080p以上をサポートしていません

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Google が ChromeOS 125 へのアップデートで Chromebook Plus デバイスに AI を活用した新機能をいくつか追加しており、そのひとつには Chromebook の壁紙を生成 AI で作成できる機能があります。この機能は事前に用意されたパターンから、一部のプロンプトを変更することでユニークな壁紙を生成できるようになりますが、現時点では1080p以上のディスプレイ向けの解像度がサポートされていないことが報告されています。

この報告は Chrome Unboxed によるもので、生成 AI 壁紙は Chromebook Plus でのみ利用でき、それ自体に特に制限があるわけではないものの、出力された壁紙はフルHD(1080p)以上のデバイスで見るとボヤけてしまうことに気づいたことを報告しています。これを掘り下げたところ、どうやら Chromebook Plus で生成AI壁紙を使っても、1920×1080までの解像度の壁紙しか生成できないことを確認しています。

つまり、Acer Chromebook (Plus) 516 GE や HP Elite Dragonfly Chromebook / Dragonfly Pro Chromebook などのように高解像度なディスプレイを搭載しているデバイスや、外付けモニターでQHDや4Kを使っている場合、生成した壁紙は拡大されてボケてしまうことに注意してください。

日本で発売されている Chromebook Plus は1920×1080または1920×1200が主になるので、今回の問題をそこまで気にする必要はないかもしれません。しかし、外付けモニターは QHD や 4K を使っているケースはあると思いますので、その場合は生成された壁紙を使っていると違和感はあると思います。

なお、現時点では AI を使用した壁紙画像の生成は Chromebook Plus かつ個人の Google アカウントでのみ利用できます。そのため、Chromebook Plus を Google Workspace アカウントで使っているユーザーだと気づきづらい問題ですね。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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