Google I/O 2024 のセッションのひとつ”ChromeOS の新機能”で発表された Chromebook 向けのゲーム機能として、新しい「ゲーム ダッシュボード」機能がChromeOS 125 Beta でほぼ最終的な動作となっており、フラグを有効にすることで試せることが報告されました。
この機能は ChromeOS 125 Beta チャンネルである必要があるため、試してみたいユーザーはまず ChromeOS を Stable から Beta へと切り替える必要があります(再び Stable に戻すときにはパワーウォッシュが必要になるので注意)。
ということで、私もさっそく試してみました。
チャンネルがベータであることを確認したら、chrome://flags に移動して Game Dashboard フラグ chrome://flags#game-dashboard を有効にします。これで再起動すると、ゲームを起動したときに新しいゲームダッシュボードが画面上部にポップアップで表示されるようになります。
「ゲームダッシュボード」で設定できる項目は Android アプリとクラウドゲームサービスで異なり、Android アプリの場合は[コントロール]と[画面サイズ]という2つの項目があり、それ以外は Android とクラウドゲームで共通しています。
Android アプリではボタンマッピング機能を使うことができ、キーボードのキーをボタンに割り当てたり、画面上のターゲットを移動させて仮想コントローラーなどでもキーに割り当てることができます。
これにより、タッチ操作にしか対応していないゲームをキーボードでプレイしたい場合、タッチ非対応の Chromebook でタッチのみのゲームをプレイしたい場合に便利です。
さらに「ゲーム ダッシュボート」には、ゲームプレイを録画できる機能が組み込まれています。この機能は ChromeOS に組み込まれているスクリーンショットと同様に、プレイ中の音声やマイクなどの録音したり、プレイヤーの顔をキャプチャすることもできます。
さすがにこのまま配信する機能はありませんが、何らかの理由でプレイを録画しておきたい場合には便利な機能です。
現時点ではこれらの機能を ChromeOS 125 Beta で試すことができますが、すでにうまく動いていることから次のメジャーアップデート 125 Stable で正式に導入されてもおかしくないと思います。
なお、まだ実装されていませんが、ChromeOS チームは今後マウスとコントローラーのアクションマッピングも実装する予定であることを伝えています。