ASUS が2024年6月2日に発表を予告している Windows ゲーミングハンドヘルドPC ｢ASUS ROG Ally X｣に関して、前回のリークに追加して前世代から変更された点のさらなる詳細がリークされました。
ASUS ROG Ally X は公式も認めているように新モデルではなく、前世代(現行)の ASUS ROG Ally の抱えていた問題に対処したアップグレードモデルとなります。そのため、120Hz リフレッシュレートと500nitsの明るさを備えた7インチ FHD ディスプレイとプロセッサは Ryzen Z1 Extreme APU のままで変更はありません。
前回の報告では RAM やバッテリーが大きく改善されると言われていましたが、その時点では具体的な情報はありませんでした。しかし、今回のリークによって ASUS ROG Ally X は前世代の2倍となる 80Wh バッテリーを搭載していることが確認され、バッテリー駆動時間の延長が期待されます。
さらに Ally X には 24GB LPDDR5X-7500 RAM が搭載され、前世代の16GBRAMから追加で8GB増加することで帯域幅が高くなり、GPU のパフォーマンスにも良い影響があると予想されます。また、専用の外部 GPU 用として搭載されていた ROG XG Mobile ポートが USB-C (USB4 / DP1.4&PD3) に置き換えられており、汎用性が高くなりました。
一方、バッテリーが増加したことにより重さが前世代よりも70g重くなり、厚みもわずかに増えているようです(32.4mmから36.9mmに)。なお、冷却設計に関してファンが23%小型化し、フィンを50%薄くしたにも関わらず、エアフローが10%増加したとしており、熱対策も改善していることが期待できます。
確認されている情報とまとめると、次のようになります。
- ディスプレイ : 7インチ FHD 120Hz
- プロセッサ : AMD Ryzen Z1 Extreme
- RAM : 24GB LPDDR6X-7500 RAM
- ストレージ : M.2 2280 SSD
- ポート : USB-C (3.2 Gen 2) + USB-C (USB4)
- サイズ : 280×114×37mm
- 重さ : 678g
すでに ASUS が Computex でアップデートされた ROG Ally X を発表しますが、価格に関してはまだ不明です。以前の噂では100ドル値上がりした799ドルになると言われています。
