Google Fit API のサポート終了が予告。2025年6月30日までに Android Health に移行

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Fitbit アプリが新しいヘルスコネクトによるデータ同期の機能を追加

Google は今月はじめに Google Fit API の廃止を予告し、2025年6月30日までサポートされることについて Android Developers Blog に詳細を投稿しました。

この投稿では、これまで Google Fit を使用していたフィットネスやエクササイズアプリは、2025年6月末の期限までに Health Connect を使用するよう切り替える必要があることを伝えるものです。Google はこれをAndroid Health プラットフォーム と呼んでいます。

Android 用の Google Fit API を使用している場合には、今すぐ Android Health API に移行することを勧めており、次のようないくつかの利点が説明されています。また、移行プロセスを開始できるように移行ガイドも作成されています。

  1. 歩数、距離、カロリーの記録: 近い将来、Android Health は、Google ユーザー アカウントを必要とせず、API スコープへのアクセスをリクエストする必要もない、モバイルでの記録 API を提供する予定です。また、Android SensorManager (ASM) を使用するよりもバッテリー効率が高くなります。 Recording API は歩数とともに起動され、間もなく距離とカロリーをサポートする予定です。
  2. 記録データへのアクセス: モバイル上の Recording API を使用すると、開発者は最大 10 日間の記録データにアクセスできます。
  3. アプリ間でのデータの保存と共有: Health Connectと統合することで、Android アプリは 1 回の接続で、成長を続けるアプリのエコシステムからデータにアクセスできます。さらに、データはデバイス上に保存されるため、ユーザーは自分のデータを完全に制御できます。
Android Developers Blog

一方、開発者ではなくユーザーの視点では、Google Fit API のサポートが終了するとなれば、そもそもの Google Fit アプリがどうなるかが問題です。とは言え、現時点では Google は Android、Wear OS、iOS における Google Fit アプリについて言及していません。

ただ、Google Fit アプリは2022年に Health Connect がサポートされてから大きな変更や新機能の追加もなく、Fitbit を含む Google デバイスはほとんどが Fitbit アプリと同期できるようになりました。また、Fitbit アプリも Health Connect を利用して他のサービスやアプリの統計情報を表示できるようになっているので、Google Fit はますます不要になっています。

少なくとも現状では Google Fit の必要性がなくなっていることは明らかですので、今回の API 廃止に合わせて2025年6月に Google Fit アプリも終了したとしても不思議はありません。もしかしたら Google I/O などでこの話が出てくる可能性もあります。

ちなみに現在、Health Connect をサポートしているのは Fitbit だけでなくWithingsSignosOura 、 Peloton 、 Lifesumといったブランドもサポートしています。

via 9to5Google

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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