ChromeOS 124 で追加された新機能と変更された機能について

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Acer Chromebook Plus 514 の Chromebook Plus ロゴのアップの写真

Google は5月初めから Chromebook などの ChromeOS Stable デバイスを ChromeOS 124 にメジャーアップデートしました。ここでは今回のアップデートによって追加あるいは変更された機能についてまとめていきます。

まず、前回の記事でも書いたように一目でわかる変更点として [設定] アプリの見た目が Material You デザインに変更されました。また、これまで一続きになっていた設定項目が各ページに分かれており、必要な設定だけを見て変更することができるようになりました。

ここで新しい設定項目が追加されており、以前までフラグでオン・オフを操作する必要のあった「分割画面の開始時にウィンドウの候補を表示する」という機能が [システム環境設定] > [ウィンドウとデスク]の項目に登場しています。

これはウィンドウを片側にスナップして画面分割を行うと、反対側にウィンドウの候補が表示(概要モードのようにして)されるものです。

また [ユーザーと補助機能] > [カーソルとタッチパッド]の項目に [大きいマウスカーソルを表示する]という項目が追加され、マウスカーソルのサイズをデフォルトから大までスライダーで調整できるようになりました。

この他の細かな点として、ChromeOS 124 ではネットワーク上のサービスを安定して使えるようにするために、データを通す順番や量を調整する技術である Quality of Service (QoS) 機能が提供されるようになったようです。動画再生やゲームプレイ時に有効な機能ですが、これに関するユーザー向けの設定は見当たりません。

また、ファストペア機能がマウスをサポートするようになり、対応しているマウスをペアリングモードにすると通知が表示されるようになります。これはすでにヘッドセットやワイヤレスイヤホンなどで使うことができました。

あとはシェルフ(タスクバー)に表示される仮想デスクの[デスク名]のボタンが、テキストの長さに応じてサイズが調整されるようになっています。あと通知エリアの通知を2本指のスワイプで消すことができるようにもなりました(via Chrome Unboxed)。

現時点で確認できた変更は以上となりますが、おそらくこれ以外にも細かい変更やフラグを有効にすることで新しく利用できる機能もあると思われます。気づき次第、追加していきます。また、公式のリリースノートが提供された時点でも改めて紹介したいと思います。

ちなみに私の Acer Chromebook 516 GE ですが、ChromeOS 124 にアップデートしたものの設定アプリは以前のインターフェースのままとなっています。同機種を持っているタケイマコト(@pcefancom)さんに確認したところ、そちらは問題なく新しいデザインになっているようでした。デバイスによるのかアカウントによるのかわかりませんが、OS のアップデートを行ってもデザインが変わらない可能性があります。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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