昨年10月、Microsoft は Web 版の OneDrive に多くの新機能と拡張機能を追加していますが、さらなる新機能として Web 版 OneDrive にオフラインモードの提供を開始したことが発表されました。現在、オフラインモードは職場および学校の OneDrive ユーザーを対象にグローバルで展開されています。
この機能は Google の Google ドライブ Web版 がサポートしているオフライン機能とほぼ同じで、Web版 OneDrive もオフラインモードを使用すると、インターネット接続がない状態であってもブラウザから OneDrive を利用することができます。
ただし、最初にファイルとフォルダをオフラインでアクセスできるように指定する必要があり、これによって指定されたファイルとフォルダにインターネット接続がない場合でもアクセスできるようになります。
また、Web 版 OneDrive のオフラインモードでは、OneDrive のホーム、自分のファイル、共有、お気に入り、ユーザーを開いて操作できるとしています。フォルダ、ファイル名、メタデータを表示、[自分のファイル]ではオフラインでもファイル名の変更や並べ替え、移動、コピーすることができ、次にインターネットに接続された場合変更内容が同期されるようになります。
さらに OneDrive のファイルオンデマンド機能を使用すると、ファイルをダウンロードしてコンピューターのストレージを使用することなく、Windows ファイルエクスプローラーや Mac の Finder を通じて、OneDrive 内のすべてのファイルにアクセスすることができます。
基本的には Google ドライブで提供されていた機能とほぼ変わらないため、Microsoft OneDrive もようやく機能が追いついたことになります。
とは言え、現時点では個人のアカウントではなく職場および学校の OneDrive ユーザーとなっているため、広く利用可能になってくれることを期待しています。
なお、OneDrive といえば Chromebook のファイルアプリにも統合され、ファイルアプリから直接 Microsoft Office ファイルを Microsoft 365 Web アプリ経由で開くことができるようになりました。
Source Microsoft