Google は Gemini AI を Android タブレットに展開するための準備に取り組んでおり、最新の Google 検索アプリのベータ版では Google Pixel Tablet における Gemini サポートに関する取り組みが確認されました。
この報告は 9to5Google によるもので、現在 Gemini は Android スマートフォンの一部のデバイスでのみ利用可能となっていますが、Google 検索アプリの AKP 分解をしたところすでに Android タブレットへの展開の準備に取り組んでいることが確認できるコードを発見したとしています。
これにより、Gemini は Android タブレットでタスクを処理すること、Gemini がタブレットのデジタルアシスタントであり、学習中のため一部のアシスタントの機能はサポートされていない可能性があるが、様々なサービスへアクセスすることができるようになります。
また、9to5Google は Pixel Tablet 上で Gemini をアクティブにすることに成功しており、Google アシスタントと Gemini が並行して機能することも確認しています。設定で「Ok, Google」と Voice Match がオンになっている場合、Pixel Tablet が充電ドックにドッキングされていると呼びかけで起動するのは Gemini ではなく Google アシスタントになることも報告しています。
Gemini は Google アシスタントと同等の機能はまだなく、Pixel Tablet はドッキング中はスマートディスプレイとして扱われることから、おそらく Google は Gemini と アシスタントのスマートホーム機能が強化(改善)されるまで、ユーザーは Gemini と アシスタントの両方にアクセスできるようにしている可能性があります。
現時点では Google Pixel Tablet が最初に Gemini をサポートするタブレットになると予想されており、他の Android タブレットにも展開されるかどうかはまだわかりません。