現在、開発中とされている MediaTek MT8188 を搭載する Chromebook タブレットでは、デバイス上の AI 機能を利用できるよう開発に取り組まれていることが新たに発見されました。
この発見は Chrome Unboxed のよるもので、以前から開発が進められている MediaTek MT8188 搭載のタブレットデバイスのベースボード「Geralt」において、「MediaTek Neuron」と「Google TensorFlow Lite」が追加されたことを伝えています。
この2つを大雑把に説明すれば、TensorFlow Lite は Google が開発したディープラーニングライブラリ TensorFlow のモバイル向け(軽量版)でモバイルデバイスでの機械学習推論を可能にするものです。一方、MediaTek Neuron は詳細がわかりませんが、オンデバイスで AI 機能を利用するために構築されたモデルであるようです。


このことから新しい MediaTek MT8188 を搭載した Chromebook タブレットでは、これらを組み合わせた AI 機能が利用できるようになります。ただ、現時点ではこれらがどのように動作、実際にどういった機能になるかはわかりません。
とは言え、MediaTek MT8188 を搭載した Chromebook タブレットでは組み込みの AI 機能がテストされており、それもデバイス上で AI 機能を利用できる可能性が高いことは確かなようです。
どのような機能になるか楽しみですが、すでに発表されているように Chromebook Plus で追加されるいくつかの AI 機能のように 「Geralt」でもそれと同等もしくは別の機能が追加されるかもしれません

Source Chrome Unboxed