先日から噂されていたように Google Bard はサービスの名称を｢Gemini｣に変更するとともに新しい Android アプリのリリースが今後数日以内に行われる可能性があることが明らかになりました。
これまで Google は新しい生成 AI である Bard の開発に注力しており、昨年は｢Gemini｣によってアップグレードされ、最近では画像生成機能も追加されています。現在、Google は｢Bard｣という名称を駆動する AI のモデルに合わせて｢Gemini｣という名称に変更するべく取り組んでおり、Dylan Roussel によって発見された Bard の初期の変更ログからこの名称変更は2024年2月7日に行われる可能性を示しています。
また、｢Bard｣から｢Gemini｣に名称変更する以外で｢Gemini Advanced｣(もともとの Bard Advanced)へのアクセスも2月7日から利用可能になるとしています。なお、｢Advanced｣は2023年12月に発表されており、最も高性能な｢Gemini Ultra｣を体験できるサービスの1つと紹介されています。
別の報告ではこれらの機能を追加したモデルは最終的に有料化されることも報告されています。Google の変更ログでは、これが有料の機能であることが説明され、拡張されたマルチモーダル機能やより優れたコーディングサポート、ファイルやドキュメント、データなどをアップロードして分析する機能などを含むと説明されています。
Google Bard から Google Gemini へと変更された後は、Android アプリも提供されることがログから確認されており、iOS の場合は Google アプリで Gemini を試すことができるようになります。
このアプリは一部のデバイスのみで利用可能になると記載されており、以前 Tensor 搭載の Pixel と Galaxy S24 のみになる可能性があり、初期では英語のみ対応となることが報告されていました。ただ、日本語を含む各地域でも拡大する予定となっています。
最初の段階では Google Gemini は2月7日にカナダでも利用可能になることが書かれており、これまで Bard を含めサポートされていなかった地域でした。
いずれにしても現時点では正式なものではなく、初期のログを参照しているためリリース等は変更になる可能性もあります。とは言え、Google は Bard から Gemini へと置き換えるために取り組んでいることは確実なので、数日以内にどう動きがあるか楽しみです。
via 9to5Google
