現在のフラッグシップスマートフォンでは、Google Pixel 8 Pro や Samsung Galaxy S23 Ultra を始めとして優秀なズーム機能を搭載するカメラが採用されていますが、新たな情報によれば中国の Honor がこれまでにない最高解像度の望遠カメラを搭載する可能性があることが報告されています。
2024/02/26 更新 : Honor は Honor Magic 6 Pro のグローバルモデルを正式に発表しました。
この報告はリーカー Digital Chat Station によるもので、スマートフォンの名称についてははっきりと伝えていませんが、おそらく Honor の次期フラッグシップシリーズのスマートフォンが搭載すると見られ、その Honor のデバイスには160MP潜望鏡(ペリスコープ)方式の望遠カメラが搭載されるとしています。
この情報が事実であれば、これまでのデバイスにおける48MP、50MP、64MPのペリスコープ望遠カメラを大きく上回る解像度のカメラ(センサ)を搭載することになります。
ペリスコープ方式などの望遠カメラを搭載することにより、理論的には解像度を保ったまま長距離のズームが可能になります。例えば Pixelスマートフォンなどは48MPの5倍ズームや12MPの10倍ズームが提供されていますが、160MPの高解像度になればズームをしても下手な低解像度カメラを上回る画素数で撮影できることになります。
一方、Android Authorityの指摘ではセンサーとピクセルが小さくなることでカメラの集光能力に悪影響を及ぼす可能性があるとしており、ノイズの増加や低照度でのズーム撮影に問題が起きる懸念があります。
とは言え、海外市場では Honor よりも先に vivo X100 Pro Plus が200MP望遠カメラを搭載する噂があるなど、Honorよりもさらに高解像度カメラを搭載したデバイスが登場する可能性があります。しかし、160MPでも200MPでも現行モデルが採用している望遠カメラよりも高解像度になることは違いありませんので、大きなアップグレードが期待できます。
あとはこれらの性能向上が価格にどの程度影響を与えるかが心配ですね。どちらのデバイスも日本でリリースされることはまずないと思うので気にする必要もないかもしれませんが。
Source Weibo via Android Authority