Google が Pixel ユーザー向けに Android 14 のアップデートを展開していますが、Samsung も Android 14 を搭載する One UI 6.0 Beta を｢Galaxy Z Fold 5｣ユーザーに向けてリリースしたことを発表しました。
One UI 6.0 自体は8月に Galaxy S23 シリーズに展開されていましたが、折りたたみ式である Galaxy Z Fold 5 への展開は遅れていました。今回のアップデートにあたり、ようやく提供を妨げていた問題が解消したようです。
Android Central によると｢Galaxy Z Fold 5｣の One UI 6.0 の新機能の変更ログは当初の予想よりもかなり多くなっているようで、その一部を抜粋して紹介しています。
- クイックパネルのレイアウトが変更され、最もよく使う機能にアクセスしやすくなりました。Wi-FiとBluetoothは画面上部に専用のボタンが追加され、ダークモードやアイコンフォートシールドなどのビジュアル機能は下部に移動しました。
- その他のクイック設定ボタンは、中央のカスタマイズ可能なエリアに表示されます。
- 片手でホーム画面上のアイテムをドラッグし始め、もう片方の手でドロップしたい画面に移動します。
- One Ul 6.0のデフォルトフォントは、よりスタイリッシュでモダンな雰囲気になりました。設定でデフォルトフォントが選択されている場合、新しいフォントが表示されます。別のフォントをお使いの場合は、One Ul 6.0にアップグレードしてもそのフォントが表示されます。
- Recents画面に移動したときにポップアップウィンドウが最小化される代わりに、Recents画面を出た後もポップアップウィンドウが開いたままになるため、作業中の続きができるようになりました。
- メッセージやソーシャルメディアへの投稿など、携帯電話に表示される絵文字のデザインが新しくなりました。
- 天気インサイトウィジェットでは、現地の天気に関する情報がさらに充実しました。激しい雷雨、雪、雨などの予報を確認できます。
- カスタムカメラウィジェットをホーム画面に追加できます。各ウィジェットを特定の撮影モードで起動するように設定したり、写真を好きなアルバムに保存したりできます。
- 写真モードとプロモードで、画面上部のクイック設定に解像度ボタンが追加され、撮影した写真の解像度をすばやく変更できるようになりました。
- 撮影した写真の画質最適化を3つのレベルから選択できます。最高画質で撮影するには「最大」を選択します。最小を選択すると、できるだけ早く写真を撮ることができます。また、速度と画質のバランスが最も良い「中」を選択することもできます。
- 画像から何かをクリップすると、ステッカーとして簡単に保存でき、後で写真やビデオを編集するときに使えます。
- Studioは新しいプロジェクトベースのビデオエディタで、より複雑でパワフルな編集ができます。未完成のプロジェクトを保存して、後で編集を続けることもできます。プロジェクト全体を、複数のビデオクリップを含むタイムラインとして表示できます。マルチレイヤー構造により、クリップ、ステッカー、その他のオブジェクトを追加し、位置や長さを簡単に調整できます。
- サムスンヘルスホーム画面は完全に刷新されました。太いフォントと色で、最も必要な情報が見やすくなっています。運動結果は画面上部に表示され、歩数、活動量、水分、食事の毎日の目標について、より多くのフィードバックが提供されます。
なお、今回のアップデートもまだベータ版となっていますので、Galaxy Z Fold 5 で One UI 6.0 Beta を使用するためには Samsung メンバーアプリからサインアップする必要があります。
