Chromebook ではウィンドウを分割するための方法がいくつかありますが、今回はChromeOS Canary で今までとは少し挙動が異なるウィンドウの分割方法が発見されました。
現在はウィンドウを上端にドラッグすると全画面になり、左右にドラッグするとそれぞれに分割(半分)のサイズになります。これはキーボードショートカットでも可能です。あるいはウィンドウ右上にある[最大化]アイコンにマウスカーソルと合わせると分割(均等)、分割(大小 7:3)、全画面、フロートの4つを利用することができます。
2つのウィンドウを並べる場合には便利ですが、高解像度な画面を使いながら4つの分割したいときなどにかなり手間がかかります。しかし、今回発見された機能を使うことでウィンドウを4つに分割することが簡単になり、複数のウィンドウを並べて利用したいユーザーには非常に便利な方法となる可能性があります。
Chrome Unboxed によれば、これは ChromeOS Canary で フラグ #cros-labs-window-splitting を有効にすることで利用可能であることを報告しています。
新しいウィンドウの分割機能では、1つのウィンドウに別のウィンドウをドラッグすると、マウスを置いた場所に応じて下にあるウィンドウの幅に合わせて上下または左右に分割することができるようになります。
下にあるウィンドウ幅に合わせてドラッグしたウィンドウの幅も調整されるため、例えば「大小」のウィンドウ幅に分割したあと、小のウィンドウ幅に合わせて2つの新しいウィンドウを揃えれば3つのウィンドウの分割ができ、左右均等にしたものに新しいウィンドウを2つ重ねて調整すれば、4つのウィンドウ分割を簡単に行うことができます。
ただ、実際の動作を紹介している動画を見ていると、若干使いづらそうなところもあります。とは言え、今までのように3分割や4分割時に手動で幅を合わせるよりも簡単な方法に違いはありません。
現時点では開発中の機能となりますので、安定版へのリリースまでしばらく時間がかかることと、最終的な挙動は変わったり新たな機能が追加される可能性もあります。高解像度や大きな画面でChromebookを使うユーザーには便利な分割機能だと思いますので、リリースを期待したいですね。
Source Chrome Unboxed