エントリークラスのChromebookの選択肢の一つとして、クアルコムのSnapdragon チップセットを搭載したChromebookが過去にいくつか登場しており、次のリリースに向けてSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookの開発も取り組まれていました。
しかし、最近の情報によるとSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookのベースボードとなる「Herobrine」の開発がキャンセルされたことが確認されました。
この報告はChrome Unboxedによるもので、Snapdragon 7c+ Gen 3の主要なベースボードとなるHerobrineの開発プロジェクトがキャンセルされ、削除されることが記載されています。
プロジェクトが中止された理由は明確にされていませんが、これによって少なくとも近いうちにSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookが市場に出回ることがなくなりました。
Snapdragon 7c シリーズのチップセットは、性能とバッテリー駆動時間のバランス、Androidアプリとの互換性などに優れていましたのでエントリーからミッドレンジの貴重な選択肢が減ってしまうことは残念です。
一方で、Qualcommのチップセットに関する作業は行われているようで、撤退するかどうかはまだわかりません。
Source Chrome Unboxed