Snapdragon 7c+ Gen 3 搭載の Chromebook の開発がキャンセル

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エントリークラスのChromebookの選択肢の一つとして、クアルコムのSnapdragon チップセットを搭載したChromebookが過去にいくつか登場しており、次のリリースに向けてSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookの開発も取り組まれていました。

しかし、最近の情報によるとSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookのベースボードとなる「Herobrine」の開発がキャンセルされたことが確認されました。

この報告はChrome Unboxedによるもので、Snapdragon 7c+ Gen 3の主要なベースボードとなるHerobrineの開発プロジェクトがキャンセルされ、削除されることが記載されています。

プロジェクトが中止された理由は明確にされていませんが、これによって少なくとも近いうちにSnapdragon 7c+ Gen 3を搭載するChromebookが市場に出回ることがなくなりました。

Snapdragon 7c シリーズのチップセットは、性能とバッテリー駆動時間のバランス、Androidアプリとの互換性などに優れていましたのでエントリーからミッドレンジの貴重な選択肢が減ってしまうことは残念です。

一方で、Qualcommのチップセットに関する作業は行われているようで、撤退するかどうかはまだわかりません。

Source Chrome Unboxed

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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