新しい報告によれば、GoogleはPixelスマートフォン向けにフルカスタマイズされたチップセット Tensor G5 の開発にともない、SamsungからTSMCに切り替えることに取り組んでいるようです。
当初、Pixelスマートフォン向けのフルカスタムチップセットは2024年に発表する計画があったようですが、2024年までの量産には間に合わない可能性があることが示唆されたとしています。
これにより、2025年の発表を目標にしていると思われ、おそらくTensor G5としてブランド化される可能性が高いことを伝えています。Tensor G5はTSMCの3nmプロセスをベースにしており、電力効率を向上させることが期待されています。
Google はこれまでもTensorチップセットの設計と製造においてSamsungと協力して取り組んで来ましたが、来年以降はSamsungのコンポーネントではなく自社製のものに少しずつ置き換えるよう取り組んでいます。
なお、いくつかのTensorチップセットは過去2年でキャンセルされており、Tensor搭載のPixelbookもそれに含まれていました。この理由についてGoogleの元幹部は、グループ内の離職率の高さや開発エンジニアの大多数がいる米国とインドの間で仕事の分割・調整という課題があったことをThe Informationで語っています。
筆者としては、性能が向上することはもちろんネットワークなどの安定性が向上してくれることを期待します。とくにいまのTensor(Samsung)は継続して通信に関する問題が発生しているので、これが改善されるだけでも印象は良くなるように思います。
Source The Information via 9to5Google
