iOSでは、デバイスのバッテリーの最大残量とともにバッテリーの状態や充電サイクルなどの使用状況を表示させるバッテリー ヘルス機能がありますが、Androidデバイスではそれがありません。
しかし、新たな報告によればAndroid 14が安定版としてリリースされると、バッテリーの状態を確認できる機能が追加される可能性があるようです。ただし、現時点ではスマートフォンのバッテリーの状態を確認するためにシステムへのアクセス権限を持つサードパーティ製アプリが必要になるうえ、そのデータがどの程度正確かが明らかになっていません。
Mishaal Rahman 氏の以前の報告によると、GoogleがAndroid 14 Betaにいくつかの新しいバッテリーに関するAPIを追加したことを明らかにし、バッテリーの充電サイクルのカウントと充電ステータスに利用されることを伝えています。また、開発者である@narektorが実験的にバッテリーの状態を確認できるアプリを作成しています。
なお、このアプリ自体はバッテリーの状態を測定するのではなく、GoogleのAPIから取得できた情報を正確に表示するだけであるため、一部のデータは実際に使用された時期に関係のない日付が表示されているなど、不正確な情報になっています。また、バッテリーの状態に関するデータがどのように収集され、保存されるかも不明です。
Googleから公式アプリまたは確認項目が提供されていないことを考えると、まだAPIが使用できる状態になっていないと可能性もあります。
昨年に報告されているように、Android 13でこのような機能が追加されると思っていましたが、それがAndroid 14でもまだわからないとなると何か問題や課題があるのかもしれません。