GoogleはチャットツールとなるGoogle チャットに「以前のメッセージを引用する」機能を導入したことを公式ブログで発表しました。
最近の大きなアップデートとして、Googleチャット全体にインラインスレッドの機能が追加されていますが、以前のメッセージを直接確認するための引用機能はこれまで実装されていませんでした。そのため、メッセージが流れてしまったり、スレッドとは別のメッセージを参照したい場合などでは多少の不便がありました。
今回のアップデートによって、ダイレクトメッセージやグループメッセージ、スペース(インラインスレッドで構成されている場合)で返信を送るときに以前のメッセージを引用できる機能が追加されます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg4U9vxiMUkYzRzjlaAKW-HZFsZhA2P93C-pNZMiSRhvbVH_Jo90hYYJ2EvcNgtL5uSoyyFPGexS3cn9SbjI6nEIyyfAXM42-szc2cYM70sFHIDTmhTgDnG9qqj_TnozOSPGE7sds-KZNWq_RJajx1hyXHDLgjQWeu39xlbXjptTrJzE9fhjt6bnfsg/s16000/GWS_ChatMessageQuoting_GIF%20(1).gif)
引用を使うことで前のメッセージを直接確認できるようになるため、何を示しているかが把握やすくなります。
ただし、引用できるメッセージはインラインスレッド内に格納されているものではなく、メインメッセージストリーム(メインのチャット画面)に表示されているメッセージのみとなるようです。
Googleチャットのメッセージの引用機能は、即時リリースドメインが5月4日以降、計画的リリースドメインが5月18日以降から段階的に展開され、それぞれ機能が反映されるまで最大15日かかる場合があります。
すべてのGoogle Workspaceユーザーおよび従来のG Suite Basic/Businessユーザー、個人のGoogleアカウントを持つユーザーが利用可能です。