Googleは使用頻度の低いアプリケーションを、アンインストールではなく「アーカイブ」することによってアプリのデータを削除することなくストレージを解放する機能として「アプリの自動アーカイブ」を紹介しています。
アプリのアーカイブ機能は、Googleが昨年から開発に取り組んでいることが報告されていましたが、2023年4月10日のAndroid Developer Blogにて、この機能について詳細を説明しています。
自動アーカイブは、アプリを完全にアンインストールしなくてもデバイスの空き容量を増やすことができる新機能です。この機能を有効にすると指標頻度の低いアプリがデバイスから一部削除されることで、ストレージを節約することができます。また完全に削除するわけではないため、アプリのアイコンやユーザーの個人データは保持され、アプリを再開したい場合にはタップすることで再ダウンロードされ、中断しているところから再開ができます。
ただし、自動アーカイブを利用するためにアプリ側が対応している必要があるため、アプリによっては自動アーカイブをサポートしない場合があります。
また自動アーカイブは”デバイスのストレージが不足しているときに、ユーザーが新しいアプリをインストールしようとしたとき”にポップアップが表示されるため、ストレージにアプリをインストールする余地が残されている場合には自動アーカイブは有効にならないようです。
とは言え、エントリークラスや旧モデルのスマートフォンを使用しているユーザーにとって、自動アーカイブはストレージを管理するにはちょうど良い方法です。アプリ開発者にとってはアンイストールされる可能性を下げるため、双方にメリットがある機能として紹介されています。
詳細についてはAndroid Developers Blog をご覧ください。