現在開発中のインテル第12世代搭載デバイスはChromebookだけでなく、ChromebaseやChromeboxの開発も進行中である可能性が報告されました。
今回の報告はChrome Unboxedによるもので、「Gladios」と「Lisbon」と呼ばれる2つのデバイスがChromeboxもしくはChromebaseであり、おそらくHPによって製造されていることが示されています。
まず「Gladios」と「Lisbon」の2つのデバイスに関わっている開発者が、過去に複数のHPデバイスの開発にも関与していることがわかり、絶対とは言えませんがこれまでの傾向から高い確率でHP製のデバイスだと思われます。
スペックなどに関して限られた情報しかありませんが、「Brask」ボードに基づいていることからインテルの第12世代チップセットを採用すると予想されます。
両方がHPのデバイスかつインテル第12世代を搭載するとして、Chromeboxだった場合になぜ2つのデバイスが開発されているかという問題があります。Chromebookではあればクラムシェルとコンバーチブルで分かれる可能性はありますが、Chromeboxでは2つに分ける必要はないことから、Chrome UnboxedではChromebaseとChromeboxの2つになることを推測しています。
これまでのデバイスもChromeboxをわざわざ2つのボードに分けて開発はしていなかったように思いますので、Chromeboxとbaseの2つである可能性はたしかに考えられます。ただ、現時点ではどちらかがChromebaseになるという確証はありません。
また、「Gladios」と「Lisbon」の2つのデバイスにはQiワイヤレス充電のサポートが追加されていることがわかりました。これの用途はまだわかりませんが、例えばChromebox上にQiワイヤレス充電器が搭載されたり、USIペンの充電に利用される可能性があります。しかしChromeboxだとしたらペンよりかは充電器として考えるほうが自然な気がします。
現時点ではこのような限られた情報しかありませんので、これらデバイスがどのようなものになるかはまだわかりません。また開発も初期段階となっているため来年のリリースではない可能性があります。
HPのChromebaseといえば、日本では「HP Chromebase All-in-One Desktop」が終売となったばかりで、このペースを考えると2023年後半から2024年に発表されるデバイスと考えるほうが良さそうですね。
Source: Chrome Unboxed