販売が開始してから数日が経ったGoogleのフラッグシップスマートフォン「Pixel 7」シリーズですが、こと「Pixel 7 Pro」に関して、ディスプレイを高輝度で使っているときにバッテリーの消費が激しくなる可能性が報告されています。
海外ユーザーやメディアからの報告によると、屋外で「Pixel 7 Pro」を使用したときに通常よりも多くのバッテリーが消費されていることに気づき、これがディスプレイの影響によるものである可能性を指摘しています。
XDAが行った検証では、「Pixel 7 Pro」を600nitsの低輝度で使用している場合は3.5W~4W程度の消費電力ですが、最大の1000nitsのときには6Wの消費電力にもなったことを伝えています。検証では、前モデル「Pixel 6 Pro」は最大の800nitsのときは最大4Wの消費電力、「Samsung Galaxy S22 Plus」は同じ1000nitsの状態で4Wの消費電力ということから、「Pixel 7 Pro」は最大輝度のときに他デバイスよりも多く電力を消費していることが示されています。
ただし、この問題は「Pixel 7」では発生していないようです。しかし屋外で使用したときなどディスプレイが高輝度で動作するときにバッテリーの消費が激しくなるというだけで、低輝度の状態や屋内で使用しているときには問題が発生しません。
とは言え、現状では問題の原因がハードウェアかソフトウェアかもわかりませんし、全ての「Pixel 7 Pro」ユーザーに問題が発生しているかどうかも不明です。筆者は基本的に屋内で活動しているため最大輝度になることはほとんどなく、いまのところ気になる消費はありませんでした。
こういった面でも、もしいますぐ購入するなら「Pixel 7」を選ぶほうが無難かもしれません。
Source: XDA Developers, PiunikaWeb