Pixelスマートフォンの機能の一つに、夜間にはゆっくりと充電することでバッテリーへの負担を減らす「アダプティブ充電」というものがありますが、GoogleはChromebookにもこの「アダプティブ充電」を追加するよう取り組んでいることがわかりました。
ただし、Chromebookに搭載される「アダプティブ充電」はPixelスマホと同じように充電中にバッテリーへの負担を減らす目的ですが、Pixelスマホのそれとは異なり、何らかの機械学習によってユーザーの習慣などを学習し、それに応じて充電速度する調整する機能になる可能性があります。
具体的にどのような挙動になるかはわかりませんが、少なくともChromebookのバッテリーが100%になるまでの時間を伸ばすなどして、バッテリーの負担を減らすことになるようです。
またアダプティブ充電が有効になっている場合には通知され、機能を完全にオフにすることができる設定もあるようです。
Chromebookだけでなくノートパソコンの場合、長時間電源を接続しておくことが多々あると思いますが、長期的に見るとバッテリーへ悪影響を与える可能性があるため、バッテリーへの負担を減らすというのは非常に助かる機能となります。
しかし、現時点でChromebookの「アダプティブ充電」が開発されていることはわかりましたが、実際にどのChromebookがこの機能を使用できるかという問題があります。
過去のモデルでもできるのか、今後リリースされる新モデルだけなのか、あるいは特定のモデルのみとなるのかですが、スマートフォンにおける「アダプティブ充電」はPixelスマートフォン専用となっていることを考えると、新しい「Pixelbook」シリーズなどGoogleのChromebookに限定される可能性があると想像できます。
とは言え、現状ではGoogleが新しいChromebookを2022年内にリリースする計画はないと言っていますので、どうなるかはわかりませんが、将来的にすべてのChromebookで使えるようになることを期待したいところです。
Source : 9to5Google, Chromium Gerrit