Snapdragon 8s Elite として発表されると見られていた Qualcomm の新型チップ SM8735 ですが、新たな情報により、同チップは「8s Elite」ではなく、「Snapdragon 8 Gen 4」としてリリースされる可能性が浮上しました。
Qualcomm は SM8735 と呼ばれるチップセットの開発に取り組んでおり、このチップは Snapdragon 8s Elite と呼ばれる可能性があるとされてきました。しかし、Weibo で Digital Chat Station が共有した情報によると、SM8735 は Snapdragon 8s Elite ではなく Snapdragon 8 Gen 4 としてリリースされる可能性を示し、その仕様も改めて伝えました。


今回明らかにされた仕様は、数日前に伝えられた仕様とも少し異なり、次のような X4 と A720 のフルコアアーキテクチャを採用することが示唆されています。前回は 2.02GHz のコアは A720 ではなく A520 になることが示唆されていました。
- 3.21GHz – Cortex-X4 ×1
- 3.01GHz – Cortex-A720 ×3
- 2.80GHz – Cortex-A720 ×2
- 2.02GHz – Cortex-A720 ×2
- GPU : Adreno 825
採用される Adreno 825 GPU は Snapdragon 8 Elite の Adreno 830 と同世代ですが、コアサイズが縮小されているとしています。この他には Snapdragon 8 Elite と同じ IPS を搭載する見込みです。
また、なぜ「Snapdragon 8s Elite」と呼ばれないかについては、この SM8735 チップには Qualcomm が独自開発した Oryon CPU アーキテクチャが採用されないためではないかと伝えています。
この理由は理にかなっていると思いますが、対応する上位モデル Snapdragon 8 Gen 4 は 8 Elite として発表されたにも関わらず、8s Gen 4 という名前にするとラインナップが複雑になるうえ、次世代以降は何と呼ばれるかは疑問です。
Snapdragon 8s Gen 4 はこれまでどおり、2025年4月上旬の発表、4月中旬からは Redmi、iQoo、Xiaomi、OPPO などのスマートフォンに搭載される予定と伝えられています。
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