Chromebookに限らず、Chrome OSを搭載するデバイスと切っても切り離せないのが”OSの自動更新ポリシーの期限”です。
この期限に到着すると、Chrome OSのアップデートが行われなくなるため、セキュリティ面や動作面でも不安が出てくるため、事前に設定されているChromebookの有効期限みたいなものであることはご存知かと思います。
ところが、GoogleはChrome OSのアップデートとChrome ブラウザのアップデートを分離することで、Chromebookの寿命を伸ばすことができる解決策を見つけたようです。
詳細については、参考元をご覧頂く方が専門的かと思いますので、ここではざっくりと今回の内容をまとめていきます。
ブラウザとOSのアップデートを分離?
そもそもGoogleは、一般的に6週間ほどでChromeブラウザのアップデートをリリースしていて、常に最新の状態を保ち、セキュリティ面や動作面での不安を取り除くようになっています。
この点は、一般なパソコンや古いスマホなどであればアプリケーションのアップデートということで対応ができますが、Chromebook(Chrome OSデバイス)に関しては、現状ブラウザのアップデートをするためにはChrome OSのアップデートをする必要があります。
そのため、更新の期限に到達してしまったChromebookは、OSのアップデートだけでなくブラウザのChromeすらアップデートされないため、セキュリティ面でも不安を抱えることになり、使い続けることはオススメされないデバイスとなってしまいます。
ところが、今回発見された新しいプロジェクト”LaCrOS”は、OSのアップデートとChromeブラウザのアップデートを分離させることで、更新期限の切れたChromebookでもブラウザだけは常に最新の状態に更新され、ネット目的では使い続けることができるように変更しようとしているようです。
これまではOSとブラウザをセットで更新する必要がありましたが、それを分けることでOSがアップデートされなくてもブラウザがアップデートできれば、ブラウザ単位の作業であれば最新の状態で使うことができる…ということですね。
もしこれが実装されれば、期限切れのChromebookであっても、ブラウザベースであればさらに長く使うことができるようになるので、コストパフォーマンスを考えてもかなり面白いことになると思います。
ただ、現時点ではまだまだ開発段階ですし、普及しているChromebookのモデルも期限に到達するまでまだしばらくありますので、それらが期限切れになるまでにリリースされれば良いかなといった感じのようです。
この新しいプロジェクト”LaCrOS”によって、Chromebookをより長く使い続けることができるようになれば、自動更新ポリシーが云々とビクビクすることもなくなるので、購入までの敷居も低くなると思いますので、早く実用的なところに来てくれるのが楽しみですね。
参考 Google wants to separate browser and Chrome OS updates to extend your Chromebook’s life