モトローラが来年に発表すると見られるミッドレンジスマートフォン「Moto G Power (2026)」に関する情報が早くもリークされました。
今回の情報は Android Headlines によって報じられており、2025年モデルが登場してからわずか数ヶ月ですが、その後継モデルのデザインやスペックの一部が明らかになっています。
今回の型番は「XT2615-1」
今回明らかにされたデバイスの型番は「XT2615-1」とされており、型番の法則からモトローラ製のデバイスであることと、最初の二桁が製造年、次の二桁がシリーズ(この場合は Moto G シリーズ)、最後の一桁は特定のモデルを表しています。この「1」という番号は米国市場を示します。
そして、現在販売されている最新の Moto G Power (2025) は、「XT2515」であることから、「XT2615」はその後継機種、つまり「Moto G Power (2026)」となる可能性が高いと考えられています。
デザインとカラー
今回リークされた画像では、デザイン面では Motorola と Pantone のパートナーシップが継続しているようで、「Pantone 431C」と呼ばれるストレートブルーの色合いを確認することができます。

背面素材については、このリークされたモデルではプラスチック製のように見えますが、ガラスのような質感を持つ仕上げになっている可能性があります。ただし、最近の他の Motorola 製デバイスで見られるようなヴィーガンレザーなどの素材が、別のカラーバリエーションで採用されることもあり得ます。
カメラは変わらない可能性
リアカメラについてですが、現行の Moto G Power 2025 は、一見トリプルカメラのように見えますが、3つ目のレンズに見える部分は実際にはカメラではなく環境光センサーを搭載しています。以下は参考の Moto G Power (2025) のカメラ部分の画像です。

今回の情報では、Moto G Power (2026) もトリプルレンズではなく、2025 年モデルと同様に環境光センサーを搭載するデュアルレンズ仕様になる可能性が高いようです。
また、カメラの仕様について、メインカメラに関しては画像内のレンズ周りのテキストから 50MP が搭載されると見られ、おそらく 8MP 超広角カメラと組み合わせた 2025 年モデルから変更されない可能性があります。
スペックと発売時期の予測
現状ではこれ以上の情報はありませんが、現行モデルが採用する Dimenity 6300 チップから新しい Dimensity 6400 チップへのアップデートが予測されます。
Dimensity 6400 は 2025 年 2 月に発表され、6nm プロセスで製造された、最大 2.5GHz で動作する 2 つの Cortex-A76 コアと、最大 2.0GHz で動作する 6 つの Cortex-A55 コアで構成されるチップセットです。
デザインに大きな変更がないことや、これまでの Motorola のミッドレンジスマートフォンの展開の傾向から、バッテリー容量は 5,000mAh、RAM は 8GB など、これらも現行モデルから据え置きとなる可能性が高そうです。
発表時期については、Moto G Power 2025 が 2025 年 1 月の CES 直後に発表されたことから、Moto G Power 2026 も同様に 2026 年初頭になるのではないかと予想されています。ただし、近年スマートフォンの発表時期が早まる傾向にあるため、2025 年中にインドなどの市場で先行発表される可能性も指摘されています。
まとめ
今回のリークでは、Motorola は Moto G Power (2026) を手頃な価格のミッドレンジスマートフォンとして引き続き展開しますが、大きな変更はなくマイナーアップデートとなる可能性が示唆されました。
価格も現行の 2025 年モデルと同様に約 300 ドル(約 4.3 万円)と安価になると予想されますが、日本では Moto G Power という名称のモデルは、2020 年の「G8」以降リリースされていません。
また、2025 年モデルについてもアナウンスはないため、今年リリースされることがなければ、来年も登場しない可能性が高いと思われます。
とはいえ、Moto G Power ではない名前を使ったり、似たような特長を持つデバイスを出す可能性はあるため、Moto G Power にこだわる必要はないかもしれません。