先日リークされた情報に続き、Google の次期スマートウォッチ「Google Pixel Watch 4」に関するさらに詳細なスペックがリークされました。
これは Android Headlines による公式スペックとされる情報で、ディスプレイの輝度向上、バッテリーの大容量化、新しいコプロセッサを搭載する一方で、メインプロセッサは「Snapdragon W5+ Gen 1」を継続して採用する可能性が改めて示唆されています。
主なアップグレードと変更点
前回の噂に続き、Google は「Pixel Watch 4」も現行世代と同様に 41mm と 45mm の 2 サイズで展開するようです。
ディスプレイとバッテリー
しかし、今回の情報ではディスプレイのアップグレードが明らかになり、Actua Display はさらに輝度が向上し、最大 3,000nits に達するとされています。これにより、Apple Watch Ultra や Samsung の新しい Galaxy Watch 8 と同等の明るさになります。
また、バッテリー容量の増加に伴い、「Pixel Watch 4」の推定バッテリー駆動時間も延長されます。
- 41mm モデル: 常時表示オンで最大 30時間、バッテリーセーバーモードで最大 48時間
- 45mm モデル: 常時表示オンで最大 40時間、バッテリーセーバーモードで最大 72時間
新しいコプロセッサとサイド充電
一方で、メインのプロセッサは過去 2 世代の Pixel Watch にも搭載されてきた Qualcomm の「Snapdragon W5+ Gen 1 (SW5100)」を引き続き採用するようです。しかし、コプロセッサのアップグレードが行われ、Google が「M55」と呼ぶ新しいコプロセッサを搭載します。
これにより、AI 関連の処理性能が従来の5倍に向上しつつ、消費電力を抑えることが可能になるとされています。これは、Galaxy Watch 8 に続き Pixel Watch 4 にも搭載される Gemini の動作において重要な役割を果たすと考えられます。
さらに、Google は Pixel Watch のサイド充電をサポートするようです。これにより、ドックなどに置いて、ベッドサイドクロックのように横向きで充電できるようになります。以前のレンダリング画像で確認できた突起や穴のような部分は、この充電のためかもしれません。

Google Pixel Watch 4 のスペック
リークされた各モデルのスペックは以下の通りです。
Pixel Watch 4 41mm モデル | Pixel Watch 4 45mm モデル | |
---|---|---|
OS | Wear OS 6 | |
ディスプレイ | LTPO AMOLED 320ppi 1-60Hz リフレッシュレート 最大輝度 3,000nits | LTPO AMOLED 320ppi 1-60Hz リフレッシュレート 最大輝度 3,000nits |
プロセッサ | Snapdragon W5+ Gen 1 | |
RAM | 2GB SDRAM | |
内部ストレージ | 32GB eMMC | |
バッテリー | 325mAh | 455mAh |
なお、ケースカラーについてもリークされており、詳しい内容は こちらの記事 をご覧ください。
搭載センサー
さらに、両モデルには、以下を含む多数のセンサーが搭載される見込みです。
- コンパス
- 血中酸素飽和度 (SpO2) モニタリング用の赤色および赤外線センサー
- ECG (心電図) アプリ対応の多目的電気センサー
- マルチパス光学式心拍数センサー
- 高度計
- ジャイロスコープ
- 3軸加速度計
- 環境光センサー
- 気圧計
- 磁力計
- ウルトラワイドバンド (UWB)
まとめ
今回の情報が正しければ、「Google Pixel Watch 4」はプロセッサこそ据え置きとなるものの、実用面で大きなアップグレードになる可能性があります。
特にディスプレイの輝度向上とバッテリー駆動時間の延長は、使い勝手の向上が期待できます。新しいコプロセッサによる AI 性能の強化も、今後の Wear OS の機能などを考えると楽しみなポイントです。
これまでの噂のとおり、「Google Pixel Watch 4」は 8 月 20 日の Made by Google イベントで発表される見込みです。同日に予約受付が開始され、8 月 28 日頃に出荷が開始されると予想されています。