これまでに、インテルの第12世代プロセッサとなるIntel Alder Lakeシリーズには、S1、S2、P1、P2、M、Nという構成があることがリークされています。
Alder Lakeは、現行第11世代のTiger Lakeよりも速度やバッテリー、GPUのアップグレードが期待されており、Chromebookもこれまでにいくつかが開発されていることはお伝えしているとおりです。
しかし今回報告された情報によれば、Alder Lakeシリーズでも超低電圧(ULV)版の”Alder Lake N”を採用したChromebookが開発されている可能性があるようです。
ただ、このAlder Lake N プロセッサはインテルが正式に発表しているわけではないようですが、少なくともChromebook(Chrome OSデバイス)で搭載され、テストされていることがChromium Gerritから明らかになりました。
“adl”がAlder Lakeの略であることはこれまでのとおりで、末尾に”n”がついていることやコミット内容の”add initial adln chipset”とされていることから、これまでに無かった新しいボードであることがわかります。
そしてこの追加とともに開発されているボード名は「Nissa」と呼ばれるもので、さらにもう一つ別のボード「Skyrim」も開発が始まっていることがコミットから明らかにされました。
現時点では、Chromebookに関してもCPUに関してもこれ以上の情報はありませんが、Alder Lake Nが超低電圧仕様であるとされているため、ファンレス仕様のモデルでバッテリー駆動時間の改善も期待できるが、通常モバイル向けプロセッサに比べて性能は少し落ちるということが予想されます。
しかしChromebookで考えれば、第11世代のTiger Lakeも同様に低電圧でも十分に動作することがわかっていますので、最終的にどのようなデバイスになるか楽しみです。
Source : Chrome Unboxed