Pixel 8 Pro ユーザーの間で、2026 年 3 月のソフトウェアアップデートをインストールした直後から、Wi-Fi や Bluetooth の接続が機能しなくなる問題が多数報告されています。
この問題は一時的な切断だけでなく、デバイスがネットワークを認識できなくなる状態になることが確認されています。
現時点では Google から公式な対応やコメントについて言及されておらず、効果のある解決策はいまのところ見つかっていません。
問題の症状と原因の推測
Reddit ユーザーなどによると、Wi-Fi のトグルがグレーアウトし、周辺のアクセスポイントを一覧表示できなくなる問題が報告されています。
この問題は、デバイスの再起動で数分間は接続が回復していたものの、時間が経つにつれて再起動による対処も効果がなくなるようです。Wi-Fi だけでなく Bluetooth やモバイルデータ通信にも断続的な接続不良が発生しているとの報告もあります。
あるユーザーがシステムログを解析した結果、Wi-Fi HAL ドライバがカーネルのネットワークインターフェースを認識できなくなっていることが判明しました。このことから、ファームウェアに関連するバグである可能性が高いと考えられます。
端末の温度と接続状況の関連
今回の問題では、デバイスの温度と問題の発生状況との関連が報告されています。
あるユーザーの報告では、デバイスが冷たい状態のときのみ Wi-Fi と Bluetooth が正常に機能し、通常の動作温度まで温まると再び機能しなくなるというパターンが確認されています。一部では、Tensor チップセットが Wi-Fi 関連の IC を早期にスロットリングしているのではないかと推測されています。
この仮説を検証するため、スマートフォンを保冷剤の上に置いて冷やしながら使用し、接続を維持しているユーザーもいるようですが、急激な温度変化は内部に結露を発生させ、カメラレンズの曇りや基板のショートを引き起こす原因になります。経年劣化によって防水性能が低下している可能性もあるため、端末を物理的に冷やす対処法は推奨されません。
Google の対応状況
なお、Pixel シリーズにおけるネットワーク接続の問題は 2026 年 1 月のアップデート以降、Pixel 10 シリーズや Pixel 8 シリーズのユーザーから報告されていました。
現時点で Google からの公式な見解はありませんが、ユーザーが Google サポートに問い合わせたところ、端末の保証期間が過ぎていることを理由に詳細な診断や対応を断られたと報告しています。
まとめ
2026 年 3 月のアップデート以降、Pixel 8 Pro で発生している Wi-Fi と Bluetooth の接続問題は、一時的な回避策がほぼなく、ユーザーの利用に影響を与えています。
これまでにも、Google は Pixel シリーズのアップデートによって発生した新たなバグを、その後のセキュリティパッチ等で修正する流れが続いているため、今回も同様のパターンになる可能性があります。
いずれにしても、現状では効果のある回避策などが見つかっていないため、今後のアップデートでの修正に期待です。
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