以前お伝えした、ChromeOS 144 において Chromebook の設定から「Android アプリの開発」セクションが削除され、ADB デバッグが利用できなくなった問題について、新たな進展がありました。
Google はこの変更が意図的な仕様変更ではなく、誤って機能を無効にしてしまった「バグ」であることを認め、現在再有効化に向けて取り組んでいることを明らかにしました。
IssueTracker で Google がミスを認める
この問題は、ChromeOS 144 のアップデート以降、通常モード(検証済みモード)の Chromebook で [Linux 開発環境] 内の設定にあった [Android アプリの開発] トグルが表示されなくなり、ADB デバッグを用いたローカルでのアプリテストができなくなったというものです。
今回、Google IssueTracker に投稿されたユーザーの問題報告に対して、Google の担当者が「この機能は誤って無効化されたものであり、再有効化に向けて作業を行っている」と回答しました。

以前の記事でお伝えしたとおり、Chromium のソースコードやコミットログには、関連する ADB の UI などを「時代遅れ(obsolete)」として削除する旨が記載されていました。
そのため、今後は通常モードで手軽に ADB を利用できなくなり、開発者モードへの移行が必須になるという Google の意図的な仕様変更だと思われていました。
しかし、今回の Google の公式な回答により、セキュリティや機能整理のための意図的な判断というわけではなく、バグであったことが確定しました。
手軽に Android アプリのテスト環境を構築できる機能が失われることは、開発用デバイスとしての Chromebook の大きな利点を削ぐことになりかねなかったため、開発者にとっては朗報です。
今後のアップデートで復活予定
現時点では、この問題がいつ修正されるかについての具体的なスケジュールは明示されていません。
しかし、Google が公式に再有効化に向けて動いているため、今後のアップデートで設定メニューに再び「Android アプリの開発」のトグルが復活し、これまで通り通常モードでも ADB デバッグが利用可能になるはずです。
記事執筆時点では、ChromeOS 145 の 1 回目のマイナーアップデートが展開されていますが、まだこの問題は解消されておらず、タイミング的に ChromeOS 146 へのメジャーアップデートでの解決が期待されます。
修正を含む新しいアップデートが展開され、実機で機能の復活が確認でき次第、改めてお伝えします。


