Google が Pixel 10 シリーズ向けに 2026 年 1 月の Android 16 アップデート(セキュリティパッチ)の展開を開始していますが、一部のユーザーから「一度アップデート通知が来たにも関わらず、インストール前に消えてしまう」といった問題が報告されています。
現在、この問題に関する Google からの公式な発表はありませんが、Reddit ユーザーからはシステム内部の技術的な競合が原因ではないかという指摘が出ています。
アップデートが準備中から消える
PiunikaWeb によれば、Reddit をはじめとするコミュニティでは、Pixel 10 Pro XL などのユーザーから「アップデートを確認しても何も表示されない」という声が多く上がっています。
キャリアの都合による遅延であれば珍しくはありませんが、一部のユーザーの報告によると、「システム アップデートを準備しています」が表示された直後に画面が切り替わり、「お使いのシステムは最新の状態です」という表示に戻ってしまうとしています。
つまり、サーバーからはアップデートが送信されているものの、デバイス側で何らかの理由により拒否され、アップデートが完了しない状態となっています。
原因は差分ファイルとシステム内部のズレの可能性
この現象について、Reddit ユーザーの分析によると、この問題の根本的な原因は Google のアップデート配信の仕組みにあるようです。
通常、アップデートはデータ通信量を抑えるため、変更箇所のみを含んだ「差分ファイル(デルタパッケージ)」として配信されます。この仕組みは効率的ですが、適用するには「デバイスのシステム状態が、Google の想定と完全に一致していること」が絶対条件となります。
しかし一部のデバイスでは、日常使用の中でシステム内部のデータに微細な変化(ズレ)が生じてしまっているようです。
このズレがある状態で差分ファイルを適用しようとすると、事前の整合性チェックで「不一致」と判定され、安全のためにインストールが自動的にキャンセルされてしまうのが、今回のアップデートが消えてしまう問題の正体と見られています。
解決策は「フル OTA」の適用
この状態に陥った場合、自然に解消されるのを待つには、Google が(差分ではない)完全なシステムイメージを含むアップデートの配信を待つ必要があります。
しかし、このようなアップデートの配信頻度は非常に低く、数ヶ月待たされる可能性もあります。
現時点でユーザー側でできる確実な解決策として、ADB を使用したフル OTA イメージの手動サイドロードしかないようです。
ただし、サイドロードはコマンドライン操作を伴うため、一般ユーザーにはハードルが高い作業です。手順に自信がない場合は、無理に操作せず Google からの修正配信を待つのが安全です。
まとめ
一部の Google Pixel ユーザーから、Android セキュリティアップデートを受信しても完了しないという問題が報告されています。
この原因は不明ですが、システム内部の不整合という指摘が出ており、Google 側の対応が必要になる可能性が高いです。
現時点では Google からの公式発表はありませんが、今後発表や修正アップデートがあり次第、この記事を更新します
なお、筆者の Pixel 10 Pro では今回の問題の影響は受けておらず、2026 年 1 月のセキュリティアップデートを適用できています。


