Google Pixel Fold のメインディスプレイでスクロールに問題が発生していることが多数報告される

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Google が昨年リリースした折りたたみ式スマートフォン Google Pixel Fold では、ここ数ヶ月の間にわたってメインディスプレイにおけるスクロールの問題が発生していることが報告されています。

この問題は「Sticky Scroll」と呼ばれていて、慣性スクロールが無効になってしまいちゃんとスクロールしないといった問題が発生しているようです。慣性スクロールはスワイプして指を離しても画面がしばらくスクロールされて、少しずつゆっくりになって止まるといった機能のことです。これがあることで自然な操作で使えるようになり、これがなくなると指に沿ってスクロールするだけになるため操作性が著しく悪くなります。

Reddit の報告では Android 13 から発生しており、Android 14 でも継続して問題が発生していると説明されており、長く続く問題である可能性があります。いくつかの報告ではほとんどはメインディスプレイで発生しており、特にスクロールの問題は無限スクロール形式を使用するアプリで発生することが多いと伝えています。

また、最近リリースされた QPR3 Beta でも同じ問題が報告されています。

幸いにもこの問題はすべての Pixel Fold に発生しているわけではないようですが、多数のデバイスで発生していることは確かで、ハードウェアの問題ではなくソフトウェアの問題である可能性が高いとしています。

現時点では Google から正式なコメント等はないため、問題と認識しているのかや影響の範囲、修正対応などについてはまだわかりません。

私の Pixel Fold ではこの問題は確認できていませんが、共有された動画を見る限りでは操作性に大きな影響を与える問題だと思うので、広く影響が出る前に対応してくれることを祈っています。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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