日本HPは、GIGAスクール構想に準拠した「HP Chromebook x360 11 G3 EE」とAMD採用の「HP Chromebook 11A G8 EE」の2機種を発表しています。
どちらも今年1月末にロンドンで開催されていた教育イベントBETTで発表されたモデルで、「x360 11 G3 EE」に関しては3月24日に国内投入が発表されています。
なお3月の同じタイミングで「11A G8 EE」も国内投入が発表されていましたが、あちらはCeleronモデルで、今回発表となったモデルはAMD搭載モデルとなっています。
スペック
HP Chromebook x360 11 G3 EE |
HP Chromebook 11 G8 EE |
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ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366×768 グレア |
11.6インチ 1,366×768 ノングレア |
CPU | Celeron N4020 | AMD A4-9120C |
RAM | 4GB | |
内部ストレージ | 32GB eMMC | |
外部ストレージ | microSD | |
カメラ | 720p | |
アウトカメラ | 5MP | なし |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 イヤホンジャック |
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ネットワーク | Bluetooth 5.0 Wireless-AC 9560 |
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バッテリー | 最大13時間 90分で90%まで急速充電 |
最大13.5時間 90分で90%まで急速充電 |
その他 | 日本語配列 防滴キーボード 外れにくいキーキャップ |
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サイズ | 295×205.3×20.9mm |
295×205.3×18.8mm
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重さ | 1.45kg | 1.32kg |
価格 | 49,800円(税抜) | 39,800円(税別) |
今回発表された2機種についてはこのようなスペックとなっています。
価格も明らかにされていますが、あくまで教育市場向けの想定価格となります。
「HP Chromebook x360 11 G3 EE」は、名前のとおりヒンジが360度回転するコンバーチブルタイプのChromebookとなっていますが、「HP Chromebook 11 G8 EE」はクラムシェルタイプとなっています。
ついでにコンバーチブルタイプには5MPのアウトカメラが搭載されています。
またどちらも11.6インチですが、「x360 11 G3 EE」はグレア液晶、「11 G8 EE」はノングレアとなっている点も違いです。
性能面は、GIGAスクール構想にあわせたCeleron N4020と低価格帯N3350の置き換えにちょうど良いAMD A4-9120を採用しているため、数年使うことを考えれば十分な性能だと思います。
MIL-STD 810Gに準拠する堅牢性や防滴キーボード、外れにくいキーキャップなど教育現場向けらしい仕上がりとなっていますが、やや重たいのが気になるところです。
一般向けのリリースではないので、詳細は公式のリリース情報をご覧頂ければと思いますが、機種としては悪くないスタンダードなモデルですので、今後の学校等での導入を検討する際には、候補の機種として含めると良いですね。
HP教育向けChromebookのカタログ
一般ユーザーは引き続きAmazon等をご覧くださいませ。