現在、一般向けのハングアウトとWorkspaceユーザー向けのGoogle Chatが共存している状態が続いていますが、グループチャットについてはハングアウトで作成したものをGoogle Chatで使用することができず、新しくChatでチャットルームを作り直すか、従来のグループでやりとりをするためにハングアウトとChatを行き来する必要があります。
しかし今回、Googleはハングアウトのグループチャットと保存された履歴をGoogle Chatに移行することを発表しました。
このおかげでWorkspaceユーザーはグループによってアプリを使い分ける必要がなくなります。
12月3日から移行を開始し、最大で15日間かかるとしていますが、スムーズな移行を行うと伝えています。
過去のグループチャットは、チャットの設定メニューから”新しいチャットを開始”というオプションを利用することで、同じユーザーとのグループチャットを簡単に作成できるようになります。
また変更によるもう一つのメリットは、ハングアウトでは後から新しく追加されたユーザーは追加される前の会話を見ることができなかったので話題に追いつくのは大変だったと思いますが、今回からはこれまでの会話を見ることができるようになります。
これまでのグループチャットの内容を失わずにハングアウトからChatへ移行できるようになるため、ユーザー側が手間をかけなくて済むのは非常に助かります。
なお、この変更はGoogle Chatが利用できるEssentialsとEnterprise Essentialを除くGoogle Workspaceのアカウントが対象となります。
詳しくはGoogle Workspace Updateブログをご覧ください。