Googleは、Chrome OSにおける帯域幅の管理方法を変更することで、ChromebookでGoogle Meet使用時のパフォーマンスを改善していることを公式ブログで報告しています。
これによって、例えばChromebookでMeetを使用しながら、GoogleドキュメントやClassroom、Kahootなど他のアプリを実行した際のパフォーマンスが改善します。
また、デバイスやネットワークの状況、作業内容などによって自動でMeetのビデオ解像度やフレームレートをわずかに下げ、ビデオパフォーマンスが低下しないような適用をしたり、ビデオフィードを一時的にオフにすることでネットワーク速度に適応、大人数が同時接続していても中断されないような機能が追加されました。
いままでネットワークや人数の関係でビデオ会議のパフォーマンスが低下するということがありましたが、新しいアップデートのおかげでその問題が(どの程度かわかりませんが)、ある程度解消するということになります。
ただネットワークによって映像が自動的にオフになるというのは悪くないのですが、今度はこれを手動でオンにするといった手動切り替えができるかどうか気になるところです。
さらにGoogleとZoomのエンジニアリングチームが協力して、ChromebookにおけるZoom使用時のパフォーマンス改善にも取り組んでいることを報告しています。
これもMeetと同様に、Zoom使用中のデバイスとその状況に基づいてパフォーマンスを調整する機能が追加される予定としています。
国内では広く認知されることになったZoomの利用時でもChromebookの動作が改善されるなら、教育現場だけでなくビジネスでも使いやすくなりますので、早めの改善に期待したいと思います。