過去にAMDのdGPUを搭載したChromebookが開発されていることはお伝えしていますが、今回は同じeGPUでもインテルの”Intel Xe-HPG DG2″、コードネームは「Alchemist」と呼ばれているグラフィックスを搭載するChromebookが今後登場する可能性が明らかにされました。
Chromium Gerritの開発コミット等によると、現在はインテルのエンジニアがChrome OS用の新しいDG1とDG2グラフィックスなどの開発に積極的に取り組んでいることがわかります。
これらグラフィックスの性能については、例えばDG2の上位スペックはNVIDIA GeForce GTX1650Sとほぼ同じくらいの性能であることがリークされていて、1,080p/60FPSでのゲームプレイに対応、消費電力は100Wと低めで、ノートPC向けとして適したものであると伝えられています。
性能だけで見ればハイエンドではなくミドルクラス程度ではありますが、これまで内蔵GPUしかなかったChromebookに内蔵とAMD以外の選択肢が加わったということが大きなポイントだと思います。
これまで伝えられているようにChromebookでSteamの公式サポートがリリースされることや、AndroidアプリやLinuxアプリを利用しての動画編集など、Chromebookにもグラフィックス性能が求められるようなシーンが増えてくるので、今回の情報はとても期待ができる内容となっています。
とはいえ、現時点ではGoogleや各メーカーがdGPU搭載のChromebookについての発表はなく、リリース時期は明確なことはわかりません。
しかし来年(2022年)の1月に控えるCES 2022にて、少なくとも次世代のChromebookが発表されることは予想できますので、そのときに期待したいところです。
…そろそろRGBで光るキーボードのChromebookが出てきても良いんじゃないでしょうかね。
Source : Android Police