今年のCESでは、Thunderbolt 3ポートを搭載したChromebookが登場していたので可能性があったわけですが、ついに「Mushu」というディスクリートGPUを搭載する可能性があるChromebookが明らかになりました。
さらに「Mushu」というモデルは、「ASUS Chromebook Flip C436FA」や「Samsung Galaxy Chromebook」などと同様に、IntelのProject Athenaに認定されるハイエンドなChromebookであることも示唆されています。
今回登場しているChromebook「Mushu」の基本情報としては、以下のようなもの。
- 2400×1600解像度(3:2)
- 第10世代 Intel CPU
- 4GB/8GB/16GB RAM
- 環境光センサ(アンビエントセンサ)
- 生体認証ログインサポート
- タッチスクリーンとWacomデジタイザサポート
そして、今回の情報の中心となるdGPUのテストについてのコミットです。
「hatch」をベースとした「mushu」というモデルで、dGPUを試しているのは間違いないようですね。
もちろん、現時点では開発段階の情報ですので、製品版とは異なる可能性もあることをご了承ください。
ちなみに、このeGPUがAMDなのかNvidiaなのかははっきりしていませんが、この手のことをやりそうなのはAMDじゃないかと予想されています。
ChromebookにdGPUを搭載することが本当に必要なのかについては、正直まだ悩ましいところだと思います。
しかし、以前お伝えしたとおり、Crostini(Linux)でのSteam対応やAdobe Premiere Pushのウワサなどが出ているため、グラフィックス性能が向上したモデルやdGPUを搭載するモデルが登場しても何ら不思議はない状況になりつつあることも事実です。
dGPU搭載のChromebookが登場するとなると、ゲームやクリエイティブ用途としても使えることが期待できますし、そうなればかなり面白いことになりそうです。
あとはOSというかアプリ側の問題など課題もあると思いますが、登場が楽しみですね。
とりあえず現時点では、本当にdGPUを搭載するChromebook「Mushu」が開発されていた!という感じで覚えておいて頂ければよいはず。
価格は…お手頃だといいけどなあ(笑)
参考 ‘MUSHU’ COULD BE THE FIRST CHROMEBOOK TO UTILIZE A DISCRETE GPU