今年の4月頃からウワサが出始めていた、「Hatch」というコードネームが名付けられたChromebookですが、ついにGeekbenchにベンチマークが登場する事態となりました。
今回のベンチマーク登場により、Chromebook「Hatch」は、IntelのComet Lakeプロセッサを採用することも明らかになっています。
第10世代のCore i3採用
下記が今回登場したベンチマークです。
この結果によれば、「Google hatch」というデバイスは、第10世代のIntel Comet Lakeプロセッサのうち、Core i3-10110Uを搭載し、8GBRAMおよびAndroid 9によって動作しています。
スコアとしては、シングル4037、マルチコア7028とChromebookとしては当然ながらハイスペックとなっています。
参考までに、Chromebookに搭載されているCPUで近いものをピックアップしておきます。
シングル | マルチ | |
m3-8100Y | 3990 | 6624 |
i5-7Y54 | 3745 | 6921 |
i3-8130U | 3677 | 7100 |
i5 7Y57 | 4073 | 7480 |
国内で販売されているモデルを例に挙げれば、「HP Chromebook x2」のエグゼクティブモデルや同じく「HP Chromebook x360 14」のスーペリアモデル、「ASUS Chromebook C434TA」のm3モデルと同程度の性能を有しているといえます。
また、これまでのChromebookの展開から想像するに、第10世代のCore i5やi7を採用するモデルが登場することも考えられます。
過去に登場しているリークやウワサなどから、このChromebook「Hatch」には、指紋センサやスタイラスペン、バックライトキーボードの他、ディスプレイには「Google Pixelbook」と同じ12.3インチでアスペクト比が3:2(2,400×1,600)のものが搭載される可能性があるなど、 かなり期待のできるモデルだと思います。
さらに、ベンチマークの登場するタイミングから考えると、Chromebook「Google hatch」は、Googleが10月15日に開催するとみられるイベントで発表する可能性も出てきています。
このタイミングだと「Pixelbook」や「Pixel Slate」の登場と同じになりますが、もしそうであるとしたら、なかなか興味深いことになりそうですね。
引き続き情報は追っていきたいと思います。
追記
よくよく見たら、Motherboardの項目に「kohaku」の名前が登場していました。
「Kohaku」と言えば、以前「Samsung Chromebook Pro V2」ではないかとウワサされていたコードネームになるため、もしかしたらこのモデルはSamsungの「Pro V2」である可能性も少なからずありそうですね。
参考Upcoming Google “Hatch” Chromebook Spotted on Geekbench With Intel Comet Lake Chipset