Chromebookにとって最も大切なものと言えばインターネット接続なわけですが、現在Chrome OSにはWindowsなどでは当たり前に入っているネットワークの接続診断機能はなく、アプリなどを自分でインストールして使う必要があります。
ネットワークに詳しいユーザーであれば特に問題はないことであっても、初心者にとってはこの手の設定は非常に厄介なものとなります。
そのためGoogleは、Chromebookを手にした初心者や慣れていないユーザーのために、ユーザーフレンドリーなネットワーク診断機能アプリをデフォルトで導入することを考え、すでにCanaryチャンネルにて登場しています。
現在、Chrome OS Canaryでもフラグ( Chrome://flags#connectivity-diagnostics-webui )を有効化する必要があります。
フラグを有効化して再起動した後、ランチャー内に新しく接続診断アプリがインストールされています。
このアプリでは、「信号強度」や「DNS」に関する診断が用意され、それぞれ単独でも全ての項目でもどちらでも実行できるようになっています。
今の時点では最低限の項目しかなく一部は機能していませんが、開発の初期段階であることを考えれば仕方ないことですし、今後項目が充実してネットワーク接続の問題を特定することができるようになれば、設定や問題解決の時間を大幅に減らすことができるはずです。
慣れている人にとっては今さらな機能かもしれませんが、こういうトラブルに慣れていない方にとっては、とても便利な機能になると思います。
現状でどうこう言えることはないですが、デザインがもう少し洗練してくれると嬉しいことと、Windowsのトラブルシューティングのように「修復する」オプションなども用意してくれれば、さらに使いやすくなりそうなので、ここはほしいかなと思います。
どのタイミングで実装されるかは定かではありませんが、初心者向け機能として期待できそうなので、登場するのが楽しみですね。
Source: Andorid Police