ASUSについては、先日Chrome OSタブレットを含む3機種を発表したばかりですが、いずれも教育市場向けのエントリーモデルでした。
関連ASUSがChromebook「C204」、「C214」、「C403」とタブレット「CT100」を発表したようです。
ところがこのタイミングで、第8世代のYシリーズを採用するハイスペックモデル「ASUS Chromebook Flip C434」も発表したようです。
名前から伝わる雰囲気どおり、当ブログでも名機と褒め称えた「ASUS Chromebook C302」の後継モデルとしてリリースされてますが、ディスプレイサイズは12.5インチから14インチへと拡大されています。
私自身もこの変更はどうなんだろうと思いつつ、発表されたスペックをまとめていきます。
スペックについて
ASUS Chromebook Flip C434 | |
ディスプレイ | 14インチ IPS 1,920 × 1,080 タッチスクリーン |
CPU | Core m3-8100Y Core i5-8200Y Core i7-8500Y |
RAM | 最大8GB |
内部ストレージ | 最大128GB |
外部ストレージ | microSD (最大2TB) |
ポート | USB-C ×2 USB3.0 ×1 イヤホンジャック |
バッテリー | 48Wh |
重さ | 1.45kg |
価格 | 569ドルから |
現在わかっているスペックはこのような感じです。
前モデル「C302」からかなり大型化した印象ですが、ベゼルが狭くなったおかげでサイズ感は一般的な13インチノートパソコンと大差はないようです。
また「Flip C434」のとおり、前モデルと同様に360度回転のヒンジを搭載しているため、タブレットやテントモードを利用することができます。
ただ大きく、重くなってるので、実用的な範囲は限られてしまいそうですが。
CPU周りについて
スペックとしては、第8世代CPUを採用しているおかげで、かなり快適な動作を期待できそうです。
各CPUのクロック周波数とコア数はこんな感じ。
- m3-8100Y:1.1-3.4GHz(2core)
- i5-8200Y:1.3-3.9Ghz(2core)
- i7-8500Y:1.5-4.2Ghz(2core)
このCPUの名前を見て気づいた方もいるかもしれませんが、「Google Pixel Slate」と同じ型番を採用しているんですよね。
一応、参考までにGeekbenchのスコア(Pixei Slateのときのやつ)を紹介しておきます。
このグラフを見るとあれ?って思う方もいると思いますが…このことから、おそらくm3モデルがコストパフォーマンスが良いものと思います。
あと珍しく上位モデルでも16GBRAMというのがなさそうなんです。
確かにそこまで使い切ることは一般ユーザーでは少ないでしょうし、8GBRAMでも不満はないと思うんですが…せっかくならあっても良かったかなという感じですね。
他はスタンダードな感じ
RAMの件を除けば、内部ストレージもeMMCでしょうけど最大128GBありますし、なんとmicroSDは最大2TBに対応するようなので、ストレージ問題はとりあえず解決しそうです。
ポート類も充実しているように思いますし、バッテリーも駆動時間ははっきりしませんが、実働7〜8時間くらいは持ってくれそうな印象です。
やっぱり重さが…
14インチだけどベゼルレスで13インチクラスのサイズ…と言っても、重さが1.45kgあるのがちょっとだけ残念な感じです。
それでも1.5kgは切ってますので、同スペックで同サイズのものに比べれば比較的軽いと思います。
ただ「C423」が1.25kgだったことを考えると、ちょっとだけ惜しいなと思ってしまいます。
価格もそれなり
そして最後に価格ですが、いまわかっているのが569ドル(約62,000円)からということ。おそらくm3モデルの価格だと思うので、i7となるときっと799ドルとかしちゃうんじゃないかなと思います。
ここは諸々の情報待ちかなあ。
まとめ
ということで、今回は「ASUS Chromebook Flip C434」についてまとめてみました。
「C302」の後継機ということもあってコンパクトな感じでくるかと思ったら、14インチクラスという大型に切り替えてきましたね。
ただそれでも、1.5kgを切る重さに13インチクラスのサイズのようですから、持ち運びにも置き型でもどちらでも使いやすくなったと言えます。
私のように小さい軽いにハイスペに拘る人間だとちょっとズレますが、置いて使うならアリだなあと思ったり。
一般ユーザーでも学生でも、もちろんビジネスでもバランス良く使える大型ディスプレイChromebookだと思います。
「C434」の発売日は明らかになっていませんが、数ヶ月以内に発売を予定しているようなので、今後の動きに期待したいと思います。
なお、今回のCES2019ではすでに各メーカーがChromebookを発表しています。
まだチェックしていない方は下記の記事を御覧くださいませ。
- ASUSがChromebook「C204」、「C214」、「C403」とタブレット「CT100」を発表したようです。
- HPがAMDプロセッサを搭載する「Chromebook 14 (db0020nr)」をリリースするかもしれません。
- HPが「Chromebook x360 14 G1」シリーズを発表!ちょっと重いけど14インチの選択肢が増えました。
- Acerも「Chromebook 315」というAMDプロセッサ搭載のChromebookを発表しました。
何となくこのモデルも日本に遅れて出てきそうな感じがありますから、そういう意味でも楽しみですね。
参考Asus’s latest Chromebook Flip boosts the screen size and adds 8th Gen Intel CPUs