Acerは昨年後半にSnapdragon搭載モデルをリリースしていますが、CES 2021ではAMDのRyzen搭載する新モデル「Acer Chromebook Spin 514」を発表し、米国で2月から販売することを明らかにしました。
価格も479ドルからと手頃な価格から販売され、一般ユーザー向けだけでなくエンタープライズ向けも提供することを発表しています。
スペック
Acer Chromebook Spin 514 (CP514-1H) | |
---|---|
ディスプレイ | 14インチ IPS 1,920 × 1,080 |
CPU | Ryzen 5 3500C Ryzen 7 3700C (Ryzen 3 / Athlon Silver) |
RAM | 最大16GB |
内部ストレージ | 最大256GB (※EneterpriseはPCIe NVMe) |
外部ストレージ | microSD |
Webカメラ | HD Web Camera |
ネットワーク | Wi-Fi 5 ac Bluetooth 5.0 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 (HDMI ×1) |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | MIL-STD 810H バックライト付きキーボード(OP) |
サイズ | 厚み17.35mm |
重さ | 1.55kg |
価格 | 479ドルから |
構成としては最大16GBRAM、最大256GBストレージまで搭載できるため、ハイエンドモデルと言って良いと思います。
しかし、ストレージについてエンタープライズ向けにはPCIe NVMe SSDが搭載されることが明記されていますが、一般ユーザー向けでは特に記載されていないため、eMMCモデルも含まれると思われます。
CPUは「Zen」アーキテクチャに基づく最新のRyzen 5 3500CとRyzen 7 3700Cを採用し、これにはRadeon Vegaモバイルグラフィックスが組み込まれているため、性能的にはインテルの第10世代Coreシリーズと良い勝負をしてくれると思います。
ただ、プレスリリースを見た感じではAthlon SilverとRyzen 3搭載モデルも存在するようなので、どのような組み合わせになるかはまだわかりません。
「Acer Chromebook Spin 514」は、ディスプレイは14インチのIPS、フルHDを採用していて、タッチスクリーンに対応したコンバーチブルタイプのChromebookです。
USIスタイラスペンサポートなどについては触れられていませんので、おそらく非対応かと思います。
ボディは金属製で、米国軍用グレードの堅牢性(MIL-STD 810H)に準拠しており、最大122cmからの落下や最大60kgの下向きの力に耐えるよう設計されているため、タフな現場でも持ち運びの安心感がありますが、厚みが17.2mm、重さは1.55kgとややヘビーなのがネックです。
ポート類は充実しており、USB-C(3.2 Gen 1)が2つ、USB-A(3.2 Gen 1)が2つ、一部のモデルにはHDMIポートも搭載されます(Ryzen 5 / 7は搭載、それ以外はなしと書かれています)。
バッテリー駆動時間は最大10時間とこのクラスにしてはやや短めの印象がありますが、ヘビーさがあるので置いて使う機種とすれば十分なモデルだと思います。
この他にはWi-FiはacまでサポートのWi-Fi 5であること、Bluetooth 5.0であること、バックライト付きキーボードを採用しています。
最後に価格ですが、一般向けに販売される「Acer Chromebook Spin 514 (CP514-1H)」は479.99ドルから、米国で2月から販売される予定です。
エンタープライズ向けの「Acer Chromebook Spin 514(CP514-1WH)」は、3月から米国で販売され、価格は749.99ドルとなっています。
実際に販売されるスペック構成がどのようになるかはわかっていませんが、比較的手頃な値段からハイエンドなChromebookを購入できそうなので、期待できますね。
すでに日本語ページも登場していますので、たぶん日本でもリリースされると思いますが…楽しみにしています。
https://www.acer.com/ac/ja/JP/content/series/acerchromebookspin514
Source: プレスリリース