今年の1月末に英国で行われていたBETTにて発表された、「Chromebook Spin 511」というシリーズがあります。
今回、日本国内の法人・文教向けで「Chromebook Spin 511」シリーズから「R752T-N14N」と「R752TN-N14N」の2機種を7月11日から発売するとプレスリリースがありました。
いずれも基本構成は同じで、タブレットにもなるコンバーチブルタイプのChromebookとなっていますが、「R752TN-N14N」のみWacomのスタイラスペンに対応しています。
ということで、さっそく両者のスペックを見ていきます。
スペック
R752T-N14N | R752TN-N14N | |
ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366 × 768 タッチ対応 |
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CPU | Celeron N4000 1.1-2.6GHz(2core) |
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RAM | 4GB | |
内部ストレージ | 32GB eMMC | |
外部ストレージ | microSD | |
リアカメラ | 5MP AF Webカメラ 2,592×1944 / 1080p |
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フロントカメラ | HDウェブカメラ / 720p | |
インターフェース | USB−C(3.1) ×2 USB-A(3.0) ×2 イヤホンジャック |
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バッテリー | 約10時間 | |
その他 | MIL-STD 810G準拠 | MIL-STD 810G準拠 Wacom feel対応スタイラス付属 |
サイズ | 幅296×奥行206 ×厚み19.95mm |
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重さ | 1.25kg |
なにか違いが出てくるかも…と思ってまとめましたが、本当にスタイラスペンに対応しているかしていないかだけの違いになっているようです。
どちらのモデルもコンバーチブルタイプですので、タブレットのようにして使うことができるため、本体格納式のスタイラスペンが付属するかしないかの違いで選ぶということになりそうです。
まず基本的な性能面でいえば、おそらく2019年のスタンダード的な位置づけになるCeleron N4000を採用し、4GBRAMとなっていますので、よほどの作業を求めない限りは問題になることはない、普通のスペックとなっています。
文教向けということもあって、リア・フロントともカメラがありますし、リアカメラの方が若干性能は良くなっているので、授業の一環で使用する際には十分な性能だと思います。もちろん法人でも会議中のボードの写真や展示会などで様子を撮ったりするにも十分なものでしょう。
ポート類も充実していますし、法人・文教いずれも使い勝手は悪くないと思います。
また、MIL-STD 810Gに準拠した堅牢性能も有しており、1.25kgと11インチとしてはやや重たいものの持ち運びや移動中の衝撃などにも耐えれるため、大人でも子供でも安心できる仕様となっています。
バッテリー性能についても、約10時間駆動ですので、外に持ち出して使うにも十分ですし、仕事や授業で屋内を移動しながら1日使うとしてもよほど酷使することがなければ安心だと思います。
そして問題の価格についてですが、現時点ではまだオープン価格としているため、はっきりとしたことはわかっていません。
しかし、国内では前モデルとして考えられる「Spin 11」シリーズの2モデルが、それぞれ45,000円と55,000円ほどで家電量販店に並んだことを考えると、今回の「Spin 511」シリーズもそれと同程度の価格になると予想されます。
いずれにしても、発売は7月11日からということでまだしばらく時間がありますので価格については様子見といったところでしょう。
詳しくは公式プレスリリースをチェックしてみてください。
ちなみに余談ですが、国内の前モデル的な位置づけの「Spin 11」シリーズの型番は「R751T」となっていますので、今後購入の際は型番にご注意ください。
そんな「Spin 11 R751T」シリーズは、Amazonやビックカメラでも購入可能なので参考までに。間違えないでね。
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…本当にAcerのモデル名はわかりづらいくて辛い(笑)