Meridian11 LLC は、Googlebook のステータスバーに CPU 使用率や天気、次の会議などの項目を追加できるアプリ「BentoBar」を公開しました。
BentoBar は、macOS の Bartender や iStat Menus のように、Googlebook でもステータスバーに CPU 使用率などの項目を追加し、並べ替えたり隠したりできるアプリです。root 権限や adb は必要なく、通常の Android アプリとしてインストールすることができます。
記事執筆時点で、筆者の Googlebook でも実際に試していますが、使用前にはいくつかの権限を許可する必要があります。
ステータスバーに追加できる項目
追加した項目は、システムのアイコンの隣にある空き領域に表示され、項目をクリックすると、グラフや詳細、操作を備えたメニューが開きます。




次のような項目が用意されています。
- システム情報: CPU 使用率、ネットワーク速度、メモリ、バッテリー、ストレージ
- 予定と時間: 日付とカレンダー、次の会議、世界時計、タイマー、カウントダウン
- メディアと周辺機器: 音量、再生中の曲、マウスやキーボードのバッテリー残量、外部ディスプレイの解像度とリフレッシュレート
- オンライン項目: 天気、大気質と UV 指数、為替レート、フライト、米国株
- 操作とメモ: スクリーンショットや画面ロックのショートカット、アプリフォルダー、クリップボード、テキストや絵文字
日付の項目のメニューには Google カレンダーの予定が表示され、ビデオ会議の予定には参加ボタンが付きます。天気の項目は、フルスクリーンのアプリを使っているときでもステータスバーから確認できます。
常に表示する必要のない項目は、「‹」ボタンの後ろにまとめて隠せます。隠した項目は、タイマーの実行中や「CPU 使用率が 80% を超えたとき」のように、設定したルールに当てはまる間だけ自動で表示させることもできます。設定画面ではドラッグで並べ替えられ、ステータスバー上では項目を右クリックして非表示や移動ができます。
BentoBar がインターネットに接続するのは、設定した後の 5 つのオンライン項目だけで、天気と大気質、UV 指数は Open-Meteo、為替レートは欧州中央銀行の参照レートを Frankfurter 経由で取得します。
フライトは AirLabs、米国株は Finnhub を使い、どちらも自分で取得した無料の API キーが必要です。アカウントや広告、分析機能はなく、開発元への送信もないと説明されています。
システムアイコンはそのまま
Android では、インストールしたアプリがシステムのアイコン (時計、Wi-Fi、バッテリー、通知) を隠したり並べ替えたりできません。
BentoBar は独自の項目をその隣に配置しているため、システム標準の時計やバッテリーなどはそのまま表示されます。BentoBar でカレンダーや時計などを表示するとシステムの表示と被ってしまうため、このあたりの調整は必要かもしれません。
ちなみに、スクリーンショットを撮影しようとすると BentoBar で追加したアイコンなどが消えます。
導入方法
BentoBar は、GitHub から APK をダウンロードして導入できます。Google Play にも掲載されているようですが、筆者が確認した時点では非公開となっていました。


APK から導入する場合の手順は次のとおりです。
- Chrome またはファイルアプリで BentoBar.apk を開く
- アプリのインストールを許可してインストールする
- Google Play プロテクトにブロックの画面が表示されたら、詳細を表示してインストールを続ける
- BentoBar を開き、アクセシビリティサービスの説明に同意してアクセシビリティの設定を開く
- 「制限付き設定」と表示されたら、BentoBar のアプリ情報右上にある [ ⋮ ] から制限付きの設定を許可
オプションの機能として、通知の許可やカレンダーへのアクセスを許可すると、タイマーの通知や次の会議の項目が使えるようになります。
Android では、ステータスバーの上に描画できるのがアクセシビリティサービスだけのため、導入時には画面の表示と操作に関する警告が出ます。ただし、ウィンドウの出現と消滅、移動、ステータスバーのレイアウトと時計の色だけで、ほかのアプリの画面やキーボード、マウス、タッチの入力は読み取らないとしています。
導入の約 1 日後には、アクセシビリティサービスを使うアプリに共通の確認が Android から表示されます。
開発元について
Chrome Unboxed によると、BentoBar の開発者は Google でノートパソコンとタブレット部門のシニアディレクターを務める Alex Kuscher 氏です。
GitHub のリリースは当初 kuscher アカウントで公開されていましたが、11 月 3 日公開のバージョン 1.7 から Meridian11 LLC の名義に変わり、Google Play の掲載も新しいアプリとして同社名義になりました。











