Android の安全性を高める「高度な保護機能」において、USB 保護、不正侵入検知、保護されていない Wi-Fi ネットワークへの対策の 3 項目が、任意でオンオフを選べる「エキスパート機能」に移行する可能性が報告されました。
これは Android Authority が Google Play 開発者サービス v26.36.30 を APK 解析したことで発見し、実現すれば現状のオン・オフの択一式から、ユーザーが機能ごとに選択できる方式へと変わります。
エキスパート機能への移行
現在の「高度な保護機能」は、有効にすると不正侵入ログ以外のほぼすべての保護機能が自動的にオンになり、個別にオフにする手段がありません。
今回見つかったコード文字列では、「エキスパート機能はより高いレベルの保護を提供しますが、追加の制限が伴う場合があります」という説明とともに、USB 保護と保護されていない Wi-Fi ネットワークへの対策に関するダイアログメッセージも確認されています。


USB 保護機能
USB 保護は Pixel 6 以降のデバイスで利用でき、画面ロック中に新規の USB 接続をできないようにすることで、物理的な接続を通じた不正アクセスからデバイスを守る機能です。
しかし、現在は画面のロックを解除するまで急速充電が始まらないことや、Android Auto との有線接続にも影響が出ることが報告されていました。
そのため、USB 保護がエキスパート機能に移行すれば、この制限を望まないユーザーも、ほかの保護機能は有効にしたまま USB 保護のみをオフにできるようになります。
保護されていないネットワークへの対策
Google は 2025 年に Android 版の「高度な保護機能」を発表したとき、オープンネットワークや WEP、OWE など安全性が確認されていない Wi-Fi ネットワークへの自動再接続を無効にする機能として、「保護されていないWi-Fi ネットワーク」への対策も含まれていました。
現在は「高度な保護機能」のヘルプページや設定画面からこの項目は消えていますが、今回見つかったコード文字列からは、エキスパート機能として利用できることが示されました。


この変更が実現すれば、特定の安全性が確認されていないネットワークへの自動再接続に依存しているユーザーも、この制限を有効にしないという選択ができるようになります。
なお、今回の情報は Google Play 開発者サービスのコード解析によるもので、Google からの公式な発表はありません。実際に一般提供されるかどうか、対象範囲や提供時期についても現時点では明らかになっていません。











