Google は 2026 年 9 月 9 日 (現地時間)、Android Studio のワイヤレスデバッグ機能を刷新した ADB Wi-Fi 2.0 を正式に発表しました。
このアップデートでは、adb server・adbd デーモン・Android Studio という 3 つの主要コンポーネントすべてに手が加えられており、Google によると、ADB Wi-Fi 2.0 では自動接続の成功率が 32% 向上し、接続の 90% で速度が 66% 向上しています。
なお、ADB Wi-Fi 2.0 の導入については 6 月に行われた Android Makers by droidcon 2026 のセッションでも触れられていました。
ADB Wi-Fi 2.0 での主な変更点
adb では、従来 Bonjour とレガシー mDNS の双方に依存しており、ネットワーク構成の変更やデバイスの電源オフといった一般的な状況でもワイヤレス接続が切断されてしまうという問題がありました。今回のアップデートでは、新しい mDNS スタックを導入したことで、ワイヤレス接続が維持しやすくなりました。
adbd デーモンでは、従来ワークステーション側の mDNS クライアントがサービスを断続的に見失うことがありました。今回、信頼されていないネットワークを検知すると ADB Wi-Fi を自動的に無効化し、ユーザーが許可したネットワークに戻った際に再度有効化するようになりました。
Android Studio 側でも、スマートフォンでワイヤレスデバッグを有効にするだけで Device Manager 上にデバイスが表示されるようになり、ペアリング機能が見つけやすくなりました。
対応デバイスと利用開始方法
ADB Wi-Fi 2.0 は、スマートフォン・タブレット・Wear OS・テレビの各デバイスで利用できますが、利用には Android 17、Android SDK Platform-Tools 37.0.0、Android Studio Quail 3 以降への更新が必要です。


ワークステーションと Android デバイスを同一の Wi-Fi ネットワークに接続した上で、デバイス側の開発者向けオプションからワイヤレスデバッグを有効にします。
その後、Android Studio の Device Manager で Wi-Fi 経由のペア設定アイコンをクリックすると、QR コードまたはペアリングコードでのペアリングが行えます。
詳細については、公式ドキュメントをご確認ください。











