Google は 2026 年 6 月 26 日(現地時間)、Google Workspace における 2026 年 6 月の新機能やアップデートをまとめた「Workspace Drop」を発表しました。
今回は Google ドライブのファイル整理支援、スプレッドシートの数式エラー修正、Gmail の「文書作成サポート」改善の 3 つが中心で、AI Inbox の対象プラン拡大やスプレッドシートの多言語対応も案内されています。
今月の新機能
今月の Workspace Drop では、ドライブの整理、データ分析、メール作成という日常的な業務に絞った機能強化が行われています。
ドライブの「ファイルを整理」が正式提供
2025 年 10 月にベータ版として公開されていた、Google ドライブの「ファイルを整理 (Organize My Files)」が一般提供(GA)に移行しました。
ドライブ内に散らばるファイルの移動先を Gemini が自動で提案する機能で、ファイルごとに確認しながら移動することも、一括で承認してまとめて整理することもできます。
対応するファイル形式は PDF、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Microsoft Office ファイル、画像などです。
なお、現時点では英語でのみ利用可能で、2026 年 7 月 15 日までは通常より多くの操作ができる試用期間となっています。
Gemini in Sheets で数式エラーを修正
Google スプレッドシートで数式エラーが発生した際に、Gemini がエラーの原因を特定して修正できるようになりました。
エラーセルの近くに表示される「修正」ボタンをクリックすると、Gemini がシート全体のデータ構造を解析し、論理的または構文上の問題を検出します。修正内容の説明とともに、可能な場合はセル内の数式をその場で修正します。
金融モデルやプロジェクト管理のような複雑なスプレッドシートで参照ミスや構文エラーが発生した場合に、原因の特定から修正まで一連の作業を効率化できます。
Gmail の「文書作成サポート」が後から編集に対応
Gmail の「文書作成サポート (Help me write)」に、生成後の下書きをプロンプトバーで追加編集できる機能が追加されました。
初回のプロンプトで生成した下書きに対し、「2 行目に〇〇の詳細を追加して」や「期限を明記して」といった指示を続けて入力すると、Gmail が下書きをその場で更新します。
5 月に案内された「文書作成サポート」のドライブ連携・文体学習機能に続く強化で、初回生成後の細かい調整がテキスト指示だけで完結するようになりました。
提供範囲の拡大
あわせて、既存機能の対象プランや言語の拡大も案内されています。
AI Inbox が Ultra・Pro・Plus に拡大 (米国)
Gmail の「AI Inbox」が、Google AI Ultra、AI Pro、AI Plus の各プラン加入者と、Gemini Alpha 対応の Google Workspace Enterprise Plus ユーザーに提供されます。
AI Inbox は受信トレイのメールを「ToDo」と「トピック」に分類して表示する機能で、4 月に米国の個人向け AI Ultra プランでベータ提供が始まり、今回の発表で Workspace Enterprise Plus ユーザーへの提供が追加されました。
スプレッドシートで Gemini による操作が日本語を含む 28 言語に対応
スプレッドシートの構築・編集・データ分析に Gemini を活用できる機能が、スペイン語、日本語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語を含む 28 言語に対応しました。
まとめ
今回発表された 6 月の Workspace Drop の新機能は、現在 Google Workspace ユーザー向けに段階的に配信されています。
ドライブのファイル整理や AI Inbox は現時点で米国または英語限定の提供であり、日本を含むグローバル展開の時期は明らかになっていません。スプレッドシートの Gemini 機能は日本語を含む 28 言語に対応しており、日本語環境でも利用できます。
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