Google は 2026 年 6 月 16 日(現地時間)、Google Workspace 向けの Gemini アプリ (gemini.google.com) に、管理者が一時的なチャットと会話履歴の削除をユーザーごとに制御できる 2 つの新しい管理者コントロールを追加したことを発表しました。
管理者コントロールは同日より段階的な配信が始まっており、エンドユーザー向けの機能は 2026 年 6 月 21 日からの配信が予定されています。
追加された 2 つの管理者コントロール
今回追加された管理者コントロールは以下の 2 つです。
- 一時的なチャット : チャット履歴に保存されない会話をユーザーが開始できるかどうかを制御
- 会話の削除 : 個別のチャット、またはチャット履歴全体をユーザーが削除できるかどうかを制御
Gemini アプリの一時的なチャットは、会話内容が履歴やモデルのトレーニング・パーソナライズに使用されない機能で、2025 年 8 月から個人アカウント向けに展開されています。
会話の削除も個人の Google アカウントではすでに利用できていましたが、Google Workspace アカウントでは対応しておらず、不要になった会話や一時的な用途で使ったチャットが履歴に残り続けることで、目的の会話を検索で見つけにくくなるケースもありました。
今回の管理者コントロール追加により、Workspace 環境でもこれらの機能を組織の方針に合わせて運用できるようになります。
Google Vault を利用中の場合
Google Vault を利用している組織では、Vault の保持ルールが設定されている場合、その保持ルールは一時的なチャットや会話削除の設定にかかわらず、常に適用されます。
データガバナンスやコンプライアンスの観点から Vault の保持ルールを運用している組織は、この点に注意してください。
対象プランと展開スケジュール
これらの変更は、Google Workspace の全プランで利用可能です。
管理者コントロールおよびエンドユーザー向け機能の展開スケジュールは以下の通りです。
- 管理者コントロール : 即時リリースドメインおよび計画的リリースドメインの両方で 2026 年 6 月 15 日から最大 7 日
- エンドユーザー向け機能 : 即時リリースドメインおよび計画的リリースドメインの両方で 2026 年 6 月 21 日より最大 7 日
一時的なチャットと削除機能の設定はデフォルトでオンになっており、管理者はドメイン全体、組織部門(OU)、またはグループ単位でオフに変更できます。
設定は、Google 管理コンソールの [生成 AI] > [Gemini アプリ] で確認できます。
- Gemini アプリヘルプ – 固定したチャットや最近のチャットからチャットを削除する
- Gemini アプリヘルプ – 一時的なチャットを開始する
- Google Workspace 管理者ヘルプ – Gemini アプリで一時的なチャットとチャットの削除を管理する








