Google は 2026 年 5 月 29 日(現地時間)、Google Workspace における 2026 年 5 月の新機能やアップデートをまとめた最新の「Workspace Drop」を発表しました。
今回は Google Vids、スプレッドシート、Meet、チャットなど各アプリの新機能に加え、過去数か月間に発表されてきた機能が正式に一般提供(GA)に移行したことが案内されています。
正式提供(GA)に移行した機能
2026 年 5 月は、以下の機能が一般提供に移行しました。
- Gemini in Slides (スライド) : 編集可能なスライドの生成
- Google Vids : カスタムブランドアバターの作成
- Gemini in Sheets (スプレッドシート) : スプレッドシートの構築・編集、高度な最適化計算、「Fill with Gemini」によるデータ入力の自動化
- Gmail : パーソナライズされた「文書作成サポート」、AI による概要を活用した検索
- Gemini in Docs (ドキュメント) : 「ドキュメント生成サポート」、「文書作成サポート」、「スタイルを合わせる」
- AI セキュリティ : AI コントロールセンターによる、AI およびエージェントの Workspace データへのアクセス管理
Google Vids:AI ナレーションと画面録画
Google Vids では音声合成機能の大幅な刷新と、新しい画面録画ツールの提供が始まりました。
30 種の新音声と感情プロンプト対応
新たに搭載された Gemini 3.1 Flash の音声合成モデルによって、会話調の自然な音声を実現する 30 種類の新しい声が追加され、感情プロンプトやポーズ指定、効果音などの調整も可能です。
また、対応言語はアラビア語、ヒンディー語、オランダ語、ベトナム語を含む 24 言語に拡大しました。
Chrome 拡張機能での画面録画
新たに提供される「Google Vids スクリーンレコーダー」Chrome 拡張機能を使うと、ブラウザのツールバーからワンクリックで画面とカメラを同時に録画できます。
最大 30 分の高画質録画に対応しており、録画した動画はリンクで共有できます。チュートリアルや機能紹介、フィードバック用の動画作成に活用できます。
スプレッドシートとコネクテッドシート : データ分析の効率化
スプレッドシートの集計・分析作業を効率化する機能が 2 つ追加されました。
Law データをテーブルに変換
Google スプレッドシートにテキスト、箇条書き、JSON などの非構造データを貼り付けると、「テーブルに変換」ボタンが表示されるようになりました。
ボタンをクリックすると Gemini がデータを整理されたテーブルに変換し、手作業での入力や書式設定が不要になります。
コネクテッドシートでの異常検知
コネクテッドシートに BigQuery ML と TimesFM を活用した異常検知機能が追加され、SQL の知識やモデルのトレーニングなしに、データ内のトレンドや外れ値を検出できるようになりました。
サプライチェーンのボトルネックや請求の異常などの把握に活用できます。
Meet とチャット:コミュニケーション機能の強化
Google Meet とチャットでは、会議と外部連携に関する複数のアップデートが行われました。
自動メモ作成のカスタマイズ
Google Meet の「自動メモ」作成機能が強化され、通話中に、要約、決定事項、次のステップ、詳細の各セクションを個別にオン/オフ切り替えられるようになりました。デフォルト設定を変えることなく、会議ごとに表示項目を調整できます。
新設の「決定事項 」セクションでは、「合意済み」、「要追加議論」、「反対」、「保留」といったステータスで決定事項を記録できます。また、要約セクションはより簡潔で読みやすく改善されています。
近くの Meet ハードウェアへの自動接続
個人デバイスから Google Meet の会議に参加する際、近くにある Google Meet ハードウェアを自動検出して接続を促す「会議に接続」機能が追加されました。会議コードを手動で入力する手間が省けます。
会話の自動翻訳 (iOS / Android)
Google Meet の会話の自動翻訳機能がモバイル (iOS および Android) でも利用可能になりました。グローバルチームのリアルタイムコミュニケーションにおける言語の壁を解消します。
Google チャットのゲストアカウント
Google チャットに、Workspace 契約外の外部ユーザーと安全に連絡やドキュメント共有ができる「ゲストアカウント」機能が追加されました。
ダイレクトメッセージまたはスペースに Workspace 外のユーザーを追加することで、ゲストアカウントが自動的に発行され、組織のセキュリティポリシーをそのまま外部ユーザーにも適用できます。
Gemini アプリ:Gemini Omni の追加
Gemini アプリに「Gemini Omni」が追加され、画像、音声、動画、テキストを組み合わせて入力し、高品質な動画を生成できるようになりました。生成後は会話形式で動画を編集することも可能です。
まとめ
今回の Workspace Drop では、これまで順次展開されてきた機能の GA 移行と、Vids や Meet など各アプリの新機能追加が一括して案内されています。
ただし、一部の機能はすでに 3 月から段階的に展開されているものも含まれており、すべてが新機能というわけではありません。
- 前回の Workspace Drop: Google が2026年3月の Workspace Drop を公開。Vids の新機能追加や Gemini サイドパネルの会話履歴保存など








